飛行機の写真を撮り始めたきっかけ

 私が、足繁く空港に通うようになったのは、2002年の秋も深まる頃でした。うちは奥さんと娘2人の4人家族なんですが、下の娘(当時小学校4年生)が、何を思ったのか、突然飛行機が大好きになってしまい、週末になるたびに「空港に連れてって」とせがむようになったからです。家からは、車で羽田まで40分ぐらいなので、そう遠いというわけでもありません。こうして、週末、うちの家族は頻繁に羽田空港にドライブに行くようになりました。

 羽田にはBIRDS EYEという展望デッキがあって、一部金網越しですが、離着陸したり、地上を移動したりする飛行機を見ることができます。展望デッキに行くと、自然な流れとして、飛行機の写真を撮ってという話になりました。当初、うちには、SONYのDSC-P5というデジカメがありました。これは300万画素のデジカメなんですが、レンズは3倍ズームなので、遠くの飛行機は大きく写せませんでした。


羽田の展望デッキから、SONYのDSC-P5で撮影

 そのうち、今度はうちの奥さんの方が熱心になってしまい、運動会用に買った銀塩一眼レフカメラ Canon EOS Kiss(300mmズームレンズ付き)を引っ張り出してきて、飛行機の写真を撮り始めました。湯水のようにフィルム代、現像代を使い出したので、「いくら何でもお金がもったいないんじゃないの?」と、高倍率ズームのデジカメを検討することにしたのが、2002年の12月頃。その時、ちょうど発売になったPanasonicのDMC-FZ1というデジカメ(12倍ズーム!)を、ほとんど衝動買い状態で購入しました。

 さて、Eos Kissの代わりに使うつもりで買ったFZ1ですが、デジカメは結果をパソコンで見るというところがネックになって、パソコンをいじるのが面倒なうちの奥さんは、「こんなのヤダ」と使おうとしません。しかたないので、私が使い始めたのですが、一緒に飛行機の写真を撮り始めたら、なかなか思うような写真が撮れず「これは結構奥が深い!」いつも間にか、私まで飛行機の写真にのめり込むことになってしましました。

 一方、うちの上の娘(当時小学校6年生)は、週末になるたびに空港に行こうというみんなに対して、最初は「バッカじゃないの?」という態度でした。そのうち、2003年1月になると、テレビで「GOOD LUCK!!」というドラマが始まりました。これは、木村拓哉が主演の、ANA全面協力の大ヒットドラマなので、覚えている方も多いと思います。このドラマが始まると、今度はうちの上の娘の方が、飛行機の整備士役の柴咲コウの大ファンになってしまいました。それだけじゃなく、飛行機の整備場見学に行きたいとか、出発する飛行機のパイロットに手を振りたいとか、スチュワーデスさんを間近に見たいとか、マーシャラーさん(地上走行する飛行機を誘導する人)を写真に撮りたいとか言い出すようになって、今度は上の娘までが、暇あるごとに空港に行こうと言い出すようになりました。


家族みんなで出かけた、羽田のJAS整備場見学ツアー

 という訳で、うちの場合、いつも家族そろって空港に行くので、私だけが家族の冷たい視線を浴びながら空港に出かけていくというシチュエーションは存在しません(笑)。最近は、家族旅行も必ず飛行機を使っていくところを選びますし、この前の夏休みに沖縄に行った時には、みんなで下地島空港まで足をのばしたという、とても珍しい家族です。


夏休みに行った下地島空港(直前の台風で訓練スケジュールが変わり、飛行機がいない(泣))

投稿者 webmaster : 2004年04月18日 00:02 | コメント (0) | トラックバック (0)

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