JAXA 相模原キャンパス特別公開

 小惑星探査機「はやぶさ」の再突入カプセルの展示は、JAXA (宇宙航空研究開発機構)の相模原キャンパス特別公開と合わせて行われました。相模原キャンパスの特別公開は、毎年、この時期に行われてるとのことです。入場無料です。私は今回初めて行ったのですが、宇宙開発に関連した展示物や、普段入ることのできない研究施設が公開されていました。会場は、家族連れでとても賑わっており、各所に長い行列が出来ていました。

 展示物の説明にあたっているのは、実際の研究者のみなさんで、見学者の質問にも答えてくれます。現場の方々の生の声が聞けて、とても興味深い催しでした。

 私が見てきた展示物や研究施設をいくつかご紹介します。

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 これは、はやぶさの模型です。

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 他の天体を探査するためのローバー。キャンパスの中庭で、動かしていました。

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 これは、月面探査のためのローバー。リモートコントロールと自律制御とを組み合わせて動かすそうです。

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 太陽観測衛星「ひので」の模型。ひのでは現在も地球の周回軌道上で観測活動を行っています。

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 ソーラーセール実証機「IKAROS」の模型。IKAROSは、5月21日に金星探査機「あかつき」と一緒に打ち上げられました。6月にセールの展開に成功し、現在も順調に活動中です。

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 IKAROSの、展開前のセールの中心部分。

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 衛星に搭載されている太陽電池。

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 屋外に展示されている、打ち上げ用のロケットの実機。

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 これはM-V(ミューファイブ)と呼ばれる全段固体燃料のロケットで、はやぶさなどの打ち上げに使用されました。

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 これは、風洞実験を行うための施設です。音速を超える速度の実験が可能とのこと。

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 宇宙環境試験装置です。打ち上げ前の衛星を、宇宙空間を模した環境で事前にテストするための施設です。

 他にも興味深い展示が数多くありました。研究者のみなさんによる講演会やデモンストレーション、子供向けの実験教室なども会場の各所で行われていました。会場はとても広く、またかなり人出が多く混雑していて、1日で全部を丹念に見ていくことは不可能でした。できることなら、また来年も行ってみたいと思っています。

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