熊本空港遠征(2)

 10/3(土)、羽田発7:50、熊本着9:40のSNA B737-400で熊本入りしました。羽田は、沖スポットからの出発です。

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SNA(羽田空港)

 一般の方は、バスに乗る沖スポットは好きではないかもしれませんが、普段は見られないところをバスで移動したり、駐機している飛行機を間近に見られたりするので、私はとても好きです。

 朝の羽田は出発ラッシュで、案の定、離陸まで滑走路直前でかなり待たされました。結局、離陸が遅れて熊本着は10:00過ぎになりました。

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SNA(熊本空港)

 SNAですが、日本の航空会社らしからぬ派手なマーキングがとても気に入っているのですが、利用するのは初めてです。直前予約だったので、窓際の席が取れなかったのは残念でしたが、シートピッチに余裕があり、快適でした。シートには液晶モニタやオーディオなどの設備は一切ありませんが、その分運賃を安くしてくれているので特に不満もなく、むしろ潔いと思いました。

 熊本空港に着いた後ですが、まず最初に展望デッキに向かいました。熊本空港にはFDAの静岡-熊本便が1便だけ就航していて、熊本着10:15 、熊本発10:50です。これを撮らない手はありません。レンタカーを借りて空港外周に行ったのでは間に合わないため、この撮影は展望デッキで行うことにします。

 熊本空港の展望デッキはターミナルビルの3階・4階にあります(有料、大人50円)。3階部分にはフェンスがありますが、レンズ口径の小さなカメラであれば、柵のすき間から撮影は可能です。また、3階から階段で4階に上がることができます。

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熊本空港の展望デッキ(4階)

 4階はあまり広くはありませんが、背の高いフェンスがないので、離陸機をビデオカメラでフォローすることができます。展望デッキは、ほぼ終日順光です。

 展望デッキに上って、周囲を見渡してみたところ、愕然としました。空は晴れていて日が差しており、雲もなかなかいい感じです。ところが、滑走路の右方向にあるはずの阿蘇の外輪山に雲がかかっていて、全く見えません。これが見えないと、熊本まで遠征してきた意味がほとんどありません(泣)。これはハズレだったかと悲しい気持ちになりましたが、午前中はダメでも午後になって雲が消えるのはよくあることなので、気を取り直してビデオカメラのセッティングに入りました。さらに不幸なことに、三脚をセットしている間に、FDAが着陸してしまいました(泣)。やはり、熊本への到着が遅れたのが災いしました。

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 離陸シーンの方は、しっかりとビデオ撮影できました。その他にも、12:00頃まで、JALのA300やANAのB777、管制塔のアップなどを撮影し、展望デッキでの撮影を終了しました。

 空港でレンタカーの送迎を待つ間、ターミナルビルの内外を短時間で撮影。ビデオカメラをセッティングしている余裕はないので、デジカメでの撮影です。

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 レンタカーを借りた後、今度は滑走路の北側にある外周道路に向かいました。特に道に迷うこともなく、13:00過ぎに現地に到着。まずは07エンド寄りの位置に車を停めました。

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 外周道路は滑走路に沿って設置されており、かつフェンスよりも高い場所が多いため、とても撮影しやすい場所です。ただし、滑走路上の飛行機は、夏場の夕方を除くとほぼ終日逆光です。お目当ての緑の山々ですが、雲が薄れてだいぶ見えるようになってきました。何とか最低限のレベルはクリアできて、一安心です。日が暮れるまでにはまだかなりの時間があるので、もっとはっきり見えるようになってくれることを期待しつつ、撮影を開始しました。

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 風は北東の横風で微風です。最初、離着陸は07->25の方向で行われていましたが、しばらくすると、25->07の方向にランチェンしました。そこで、着陸機を間近で撮ろうと、25エンド寄りに移動することにしました。

 ところが、移動した先で三脚をセッティングし終わった頃には、またランチェンして元に戻ってしまいました。横風微風なので、今日は頻繁にランチェンが繰り返されるかもしれません。日帰りで撮影時間も限られているため、どちらの風向きでもそれなりに撮れるようにと、滑走路の真ん中あたりで撮影することにしました。

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 予想通り、その後も何度かランチェンしました。小型のプロペラ機は、大型機とは逆向きに離陸することもありました。07->25、25->07、両方の離着陸の絵を撮れたのは良かったのですが、結局、07エンド、25エンドに行くタイミングを逸してしまいました。

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 15:00頃には、山々もかなりはっきり見えるようになりました。

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 上の写真は、ランウェイサイドからの離陸シーンです。羽田や成田には、ランウェイサイドのよい撮影場所がないため、このような絵を撮るのは難しいですね。

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 帰りの便は20:40発なので、19:30で撮影を終了。レンタカーを返却し、ターミナルビルに戻りました。チェックインしようとしたら、帰りの便は機材の到着遅れで、21:15発に変更になるとのこと。それならということで、再度展望デッキに上がり、さらに30分ほど夜景の撮影をしました。

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 最後にANAのB777スタアラ塗装機の到着シーンを撮影して、熊本空港での撮影を終了しました。

 帰りの飛行機は、かなり空いていました。ビデオカメラで今日撮影したビデオをチェックしていたら、CAの方に「飛行機、お好きなんですか?」と声をかけていただき、この便の乗務員のみなさんの名前が手書きで入ったSNAのルートマップをいただきました。SNAの好感度がさらにアップしたことは言うまでもありません。

 熊本空港のバックには、雄大な阿蘇の外輪山を望むことができます。山々や空港内の芝生の緑が美しく、撮影環境も良好で、予想通りとても魅力的な空港でした。トラフィックもそれなりにありました。離着陸の合間には、周囲の景色やターミナルビルを撮影していたせいか、退屈するような場面は全くありませんでした。またぜひ訪れたいと思っていますが、行きたいところは他にもまだたくさんあるので、順番が回ってくるのはしばらく先になりそうです(笑)。

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