シンガポール・チャンギ国際空港遠征(3)

 9月9日(日)、シンガポール滞在2日目。朝の天候は曇り、風向きは南風、使用滑走路は20R/20Cです。

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早朝の Changi Village Hotel

 昨日はもっぱら空港内での撮影だったので、この日は空港外周の撮影ポイントにトライしました。チャンギ国際空港で、南風の時の着陸機の撮影に最も適した場所は、Changi Beach Park(地図上のB地点)です。私が泊まったホテル(Changi Village Hotel)からは、徒歩で15分ほど。撮影機材を担いでいても、何とかたどり着ける距離です。

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Changi Beach Park 周辺の地図(※クリックすると拡大表示になります)

 10:00頃にホテルを出発。昨日の長時間の撮影で疲れが残っていたのと、相変わらず天気がぱっとしないことから、やや遅めの出発になりました。今回は、デジタル一眼レフで撮影したいと思ったことから、カメラ、レンズ、フィールド・モニターなど、撮影機材が大幅に増えました。三脚も、重たい望遠レンズに耐えられるしっかりしたものを準備したために重くなり、持ち運びが大変です。前日は、冷房の効いた空港内にいたので、あまり感じなかったのですが、そもそもシンガポールは亜熱帯気候。曇り空でも蒸し暑く、撮影機材を担いで歩くと、すぐに汗びっしょりになってしまいます。

 午前中ということで、Changi Beach Park をロケハンしながら、順光で撮影できるランウエイ20Rエンドの東側まで歩き、撮影機材をセッティング。11:00過ぎに撮影を開始。

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Changi Beach Park (20Rエンドの東側)

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ランウェイ20Rへの着陸機

 ここでは、着陸機は海の上をアプローチしてきて、南国の木々の上を通り過ぎ、空港内に降りて行きます。とても絵になる光景なんですが、いくつか注意事項を。シンガポールでは、空港フェンスに近づいて、空港の中を撮影することは禁じられています。従って、海岸線で飛行機を撮影している限りにおいては問題はありませんが、タッチダウンを撮ろうと空港フェンスに近づいてはいけません。また、航空無線を聞くのも違法です。レシーバーのような機器を持っていったりしてはいけません。

 チャンギ国際空港のトラフィックはとても多く、着陸機はひっきりなしに来るので、退屈する時間は全くありません。羽田で撮るのと同じような感じでしょうか。また、ここからランウエイ20Cまではかなり離れているのですが、着陸機の多くは20Rを使ってくれるので、撮影には好都合でした。

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ランウェイ20Cへの着陸機

 12:00を過ぎると青空が見えてきて、とてもよいコンディションになってきました。

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Changi Beach Park での撮影例(1)

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撮影に使用した機材(Canonのデジタル一眼レフ)

 逆光になってきたので、公園内を西の方へ移動。日曜日なので、公園内にはカップルや家族連れもたくさん来ていました。

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Changi Beach Park (20Rエンドの西側)

 映像のバリエーションを増やすために、撮影ポジションを移動しつつ、撮影を継続。天気が良くなったのはいいのですが、暑さも厳しくなりました。水分補給を怠ると、熱中症の恐れがあるので、この点にも注意が必要です。

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Changi Beach Park での撮影例(2)

 16:00を過ぎると、急に空が暗くなりました。

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Changi Beach Park での撮影例(3)

 遠くでは雷の音も聞こえ出し、17:00前には遂に激しい雨が降り出しました。シンガポールでの撮影では、カメラやカメラバッグなどを急な雨から守るための準備(レインカバー、ビニールシートなど)が必要不可欠です。また、雨宿りできそうな場所の近くで撮影するようにした方が安全です。私は、このようなスコールは日常茶飯事だと事前に聞いていたので、幸いにも慌てずに済みました。

 通り雨だろうと1時間ほどその場で雨が止むのを待ったのですが、一向に止む気配がありません。そのうち02L/02Cにランチェンしてしまったので、この日の撮影はここで終了。撤収してホテルに戻りました。

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