福島原発事故、未だ終息せず
福島第一原子力発電所の事故の話題は、このサイトのテーマとは言いがたく、いろいろ書くのはどうかという気もするのですが、東京在住の私としては目下最大の懸念事項なのでご容赦下さい。
継続的かつ至近距離からの放水が可能な機材がそろってきたことで、放水による冷却ー>原子炉周辺の放射線量の低下->冷却システムの復旧作業の効率アップ->早期の事態終息を期待したのですが、残念ながらそうはなりませんでした。
既に事故発生から2週間以上が経過。緊急避難を余儀なくされた福島県の周辺住民のみなさんにとって、今のような先の見えない状態は、もはや限界ではないでしょうか。個人的には、現在各地で観測されている放射線量の数値が極端に悪化する可能性は低いと思っていますが、3月24日の被曝事故をもたらした放射性物質の漏出箇所やその量によっては、もっと厳しい見方が必要かもしれません。
いずれにしろ、少なくとも同程度の放射線量の数値が数ヶ月以上続くと言われても、今さら驚きません。長期間続くなら続くで、その前提に立っての行動や対策が必要です。政府は、確定的なものを出せないにしても、事態を終息させるための方策とその期間の大まかな目処について、明らかにすべき時期に来ていると思います。
福島第1原発、3つの可能性:
http://www.nikkei.com/news/special/side/article/–