新千歳空港撮影準備 (1)

●きっかけ
 12月のある日、飛行機の情景写真で有名なLuke H. Ozawaさんの写真集「JETLINER II」を久しぶりに取り出してみました。この写真集の冒頭は、新千歳空港の写真で始まります。そこには、以下のような記述がありました。

 「新千歳空港 – 冬の千歳はとにかく面白い。雪と寒さという大自然が演出してくれるため、普段撮れない絵が数多く存在する。ここ数年、1月、2月は可能な限り訪れている。一回の滞在は約一週間、これには理由がある。天気である。この時期の低気圧は発達しながらかなりのスピードで西から東に抜けていくため、一週間いれば晴れもあれば雪もある。吹雪の翌日、降り積もった新雪ほど美しいものはない。時には一日の中で「晴れのち吹雪のち晴れ」なんていう時もある。そんな気象条件の中、一日のトラフィックおよそ270便という彼らたちが僕のヒコーキ写真に一役も二役も買ってくれるのである。」


 「なるほど、1週間滞在できれば、晴れの絵も雪の絵も撮れるのか。冬の新千歳空港、行ってみたいなあ。」

 改めてうちの本棚をみると、以前買ったイカロス出版のムック「新千歳空港」という本もありました。その中には、フォーカス@新千歳という撮影ガイドがあって、空港およびその周囲のどこでどういう写真が撮れるかという説明が書いてありました。

 先日、知人の結婚式のついでに大阪の伊丹空港で撮影する機会があり、慣れない場所での難しさもありましたが、それ以上に撮れる絵の新鮮さに興奮させられたばかり。また新しい撮影地を開拓したい、冬ならやっぱり雪景色だろう、などと漠然と思っていたところ、これらを読んで、私はたちまち「千歳に行きたい病」にかかってしまいました。

 うちの会社は、夏休みの他に1週間、リフレッシュ休暇なるものを取ることができます。ここ何年かは忙しくて、この権利を行使していなかったのですが、今年は1月の下旬であれば何とか休めそうです。家族の了解も取り付けて、私は、2007年1月下旬に、オリジナル撮影ツアー「冬の新千歳空港6日間」を実行する準備に入ったのでした。

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