FZ1ってどんなカメラ?(1)

(1) コンパクトな超望遠ズーム付きデジタルカメラ

 FZ1は、35mm-420mm相当の超望遠ズームと光学式手ぶれ補正機構を搭載した、その割にはとても軽量コンパクトなデジタルカメラです。1/3.2型の極小画素CCDを使い、有効画素数は211万画素とやや控えめです。いくつかの撮影モードは用意されていますが、基本的に簡単お手軽なカメラを目指したようで、当初はシャッター速度優先AE/絞り優先AEなどは付いていませんでした。実売価格は、2003年1月当時で、約6万円でした。
 私は、とにかくダイナミックな飛行機の写真が撮影可能なカメラを探していたので、35mm-420mm相当の超望遠ズームと光学式手ぶれ補正機構に目がくらんでしまい、他の点に関しては目をつぶってしまいました(というか、かなり衝動買いに近い状況でした(笑))。
 下の写真は、FZ1の外観です。ボディーカラーは、シルバーとブラックの2種類があります。

 また、花形のレンズフードが付属しています。

 ボディの質感はシルバーの方が上に感じられましたが、当初、付属のレンズフードはブラックのみだったので、シルバーの本体にはマッチしません。本来のカメラらしい色ということもあって、私はブラックモデルを購入しました。

 なお、2003年8月には、FZ1に絞り優先AEやシャッター速度優先AEを追加したFZ2が発売されました。実売価格は、2003年11月現在、約5万円です。また、2003年10月には、FZ2の上位機種で400万画素のFZ10も発売になっています。こちらに実売価格は、2003年11月現在、約7万円です。さらに、2003年11月には、ファームウェアのバージョンアップにより、FZ1をFZ2相当にしてしまうバージョンアップキットが発売されています(標準価格6千円)。

 FZ1ですが、形は普通の一眼レフカメラに近いので、写真ではやや大きく感じれらるかも知れませんが、実際にはかなり小さく、レンズフードなしの状態なら大人の手のひらの上にちょうど乗っかる大きさです。

 下の図は一眼レフカメラに400mmの望遠レンズを装着したものとの大きさの比較です。FZ1の小ささがよく分かります。

 重さで比較すると、撮影に出かける際の想定で、FZ1は本体350g+携帯用三脚800g=1.15kg。一眼レフカメラはモノにもよりますが、本体(CANON EOS 7)0.6kg+望遠レンズ(CANON EF400mm F4 DO IS USM)1.9kg+三脚2.5kg=5kg。
 金額(実売価格)で比較すると、FZ1は本体6万円+携帯用三脚8千円=6万8千円。一眼レフカメラは、上記の例で、本体7万円+望遠レンズ65万円+三脚4万円=76万円となります。

 もちろん、単に望遠倍率を基準に比較したのであって、撮れる写真の質は全く違います。しかしながら、少なくとも私にとっては、FZ1というコンパクトな超望遠ズーム付きデジタルカメラのおかげで、とても手軽に飛行機の写真撮影が楽しめるようになったことは確かです。なにしろ私には、何十万円もカメラに投資して、何キロもの機材を抱えて撮影に出かけるというのは、現実的には厳しいものがありますから。

 それでは、FZ1の12倍ズームの威力をご覧ください。(写真をクリックすると拡大表示になります)


35mm相当


90mm相当


200mm相当


420mm相当

投稿者 webmaster : 2003年01月18日 00:00 | コメント (0) | トラックバック (0)

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