羽田D滑走路クルーズ
9月18日(日)、京浜フェリーボートの「羽田D滑走路クルーズ」に参加したので、その様子をご紹介します。このイベントは、横浜港から船に乗って羽田空港沖に行き、海からD滑走路や羽田空港に離着陸する飛行機を見物するというものです。
今回は、私とうちの奥さんの二人で参加しました。この日の参加者は、全部で20人ぐらいだったと思います。
乗船時はライフジャケット着用です。横浜港大桟橋のたもとを、15:30に出航。所要時間約2時間の船旅です。
上の写真が乗船した船。羽田空港のD滑走路の工事中に、建設作業員を沖合の現場まで送迎していた船だそうです。室内は冷房完備ですが、船の後ろの方に屋外のベンチがあり、私たちはそこに座りました。
船は、横浜港から京浜運河を通って羽田空港沖へ。天気は快晴。日差しが強いですが、船のスピードが速く風を受けるので、あまり暑いとは感じませんでした。
京浜運河の左右は工場地帯なので、「工場萌え」属性のある人にはお薦め(笑)。
京浜運河を抜けて東京湾に出ると、かなり波が出てきました。船のスピードが速いこともあって、屋外のベンチ(特に舷側の近く)では水しぶきが結構かかります。カメラは要注意ですし、レンズにしぶきがかかるので、頻繁に拭かないと撮影には支障がでます。また、小さな船なので揺れは激しく、写真ならともかくビデオ撮影にはとても厳しい環境。
16:00過ぎに羽田空港沖に到着。船は、まずD滑走路の05エンドに近づいて行きます。
D滑走路の05エンドは、多摩川の流れを妨げないように、埋め立てではなく桟橋構造になっています。滑走路を支える多数の柱を間近に見ることができました。
その後、船はD滑走路の東側を、滑走路に沿ってゆっくり北上。
D滑走路の北の方は、埋め立て構造です。離着陸機がいると、船はスピードを落として、シャッターチャンスを作ってくれます。この日の風は強い南風。使用滑走路は、着陸機が22(B滑走路)、23(D滑走路)。離陸機が16R(A滑走路)、16L(C滑走路)。
23エンド側の海に突き出た進入灯の先を回り込んで、船はC滑走路・B滑走路方面へ。
城南島海浜公園の沖合いから見た、B滑走路への着陸機(JALの嵐ジェット)
船は、B滑走路の22エンドの進入灯の先端付近まで進みました。 ここで、B滑走路への着陸機をしばらく見物。
その後、船はUターンして帰途に就きました。
上の写真は、帰りの船上から見たD滑走路。日がかなり傾いています。帰りは向かい風で波がさらに高くなり、この辺りでは船の揺れが一層激しくなりました。水しぶきも盛大になり、ちょっとしたジェットコースターのようでした。
17:00過ぎに、羽田空港を後にしました。
日没は、ちょうど工場地帯を通り過ぎる頃でした。京浜運河に入ると、波は収まりました。
船は夕暮れの横浜港に到着。予定より少し遅れて、17:50頃となりました。
今回のクルーズは、やや風が強くて波があり、撮影にはなかなか厳しい条件だったのですが、天気がよく夕日もきれいで、こと眺めに関しては最高でした。この日は南風だったので、船は空港の東側・南側を通りB滑走路の22エンド付近まで行きましたが、撮影目的だと午後はほとんど逆光になってしまうのが残念でした。北風の時は05エンド近辺でA滑走路への着陸機、D滑走路の東側から23エンド近辺でD滑走路からの離陸機を見物するようです。
このクルーズの開催日は水曜日・土曜日・日曜日です。参加には事前予約が必要。ただし、参加希望者が少なすぎると催行されない場合もあるようなので、ご注意ください。クルーズの詳細やお申し込み方法などは、こちらをご覧ください。