夜明けは日の出の50分前から

 飛行機の撮影には、美しい空が欠かせません。一面の青空ならいいというわけでもなく、むしろ変化に富んだ空を期待したいところ。

 プロのカメラマンの書いた本を読んでいると、気象に関しては勉強しておいた方がいいとか、過去の天気図をストックして撮影時の参考にしているとか書かれています。なるほどということで、お天気に関する本を読んでみようと、本屋さんに行って来ました。気象に関する解説書は別に買ったのですが、合わせて思わず買ってしまったのが、この「すごい空の見つけかた」という写真集です。

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 著者は武田康夫さんという方で、いろいろな気象現象の美しい写真に、「どうして起きるのか」「どうすれば見られるか」の解説が付いています。中に飛行機雲の写真があるのですが、日も落ちた後のグレーの空に、オレンジ色の飛行機雲が延びています。地球は丸いので低い雲には夕日が当たらず、高空の飛行機雲に夕日が当たるとこうなるとのこと。

 また、この本の夜明けの空の写真には、日の出の前の夜明けの空は50分くらい前から色が変わり始めるとあります。羽田だと、9月の今の時期、日の出は5時20分頃、その50分前は4時30分。一番機は6時20分なので、夜明けが早すぎる。冬、もっとも日の出の遅い時刻が6時50分頃、その50分前は6時ちょうど。朝焼けの羽田を撮るなら、やはり冬がいいということですね。

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