下地島空港撮影準備 (1)

 先日、そこそこ天気が良かったので、羽田の城南島・京浜島に行ってきました。が、撮影の方は今一つ気分的に盛り上がらず。どうも、1月の新千歳空港の雪景色のインパクトが強すぎたようです。

 羽田の場合、警備強化により、ここ数年で飛行機に近づける撮影場所がどんどん少なくなってしまいました。もちろん、美しい朝焼けや夕焼け、雨上がり、入道雲、荒天、台風一過など、視程も空の表情も抜群かつ休日という日が、年に何回かはあります。しかしながら、逆にそうした日でもないと、過去に撮った成果以上のものは望めない気がして、撮影意欲が湧かなくなってしまったようです。

 この停滞感を払拭するには、冬の新千歳以上にインパクトのある撮影地を開拓するしかない。ちょうどANAのマイルが貯まって国内航空券に引き換え可能となったため、旅費の工面はしやすい状況。ということで、私は次の遠征プランの検討に入ることにしました。

 これからは夏場なので、やっぱり青い海だろう。青い海とジェット旅客機・・。この組み合わせで国内で一番有名なのは、あの「下地島空港」ですよね。沖縄の離島にあるジェットパイロット訓練用の空港で、3,000mm滑走路を持ち、周囲はエメラルドグリーンの海。飛行機ファンなら一度は訪れてみたい空港の一つ。最近では、天体危機管理機構の下地島超高々度迎撃基地も設置されています(嘘)。

 実は、下地島空港は、2003年8月、家族旅行の合間に一度訪れたことがあります。その際は、直前の台風で訓練スケジュールが変更になってしまい、周囲の海の美しさには感動したものの、肝心の飛行機は見れずに終わってしまいました。


2003年8月に訪れた時の下地島(飛行機がいない(泣))

 普通の空港ではないため、いつも飛行機がいるとは限らない。天候によって訓練スケジュールは変わったり中止になったりする。晴れかつ南風でないと、下地島の魅力も半減する。何日も滞在するぐらいの余裕のあるスケジュールをもってしても、思ったような成果が得られない可能性も少なくありません。かなりリスキーな空港なんですが、条件さえ整えば、他では絶対にお目にかかれないような光景を目の当たりにすることができる・・。

 冬の新千歳のビジュアルインパクトを上回る所となれば、やはりここしかないだろうということで、私はオリジナル撮影ツアー「夏の沖縄・下地島6日間」の準備に入ったのでした。

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