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新千歳(2008)撮影準備 (1)

 12月に入って、寒さも増してきた今日この頃。またまた「雪の新千歳空港に行きたい病」にかかってしまいました。家族には「物好きだねえ」と言われながらも、前回同様、1月下旬をターゲットに準備を開始。


投稿者 webmaster : 2007年12月02日 18:45 | コメントする (3) | トラックバックする (0)

コメント

そうですか、新千歳出張ですね。(笑)
私も年休使って参加しようかな?
でも来年はサ○ッ○があるので、ちょっと厳しいかも。
ただし、札幌市内に宿泊するのであれば、ミニオフ会でもしましょうか。

投稿者 もっち : 2007年12月02日 20:20

 もっちさん、こんばんは。空港周辺は警備強化の動きがあるのでしょうか?職務質問ぐらいなら神妙に対応すればよいことですが、フェンスの強化とかされるとつらいですね・・。遠征スケジュールに関しては、確定しましたら、お知らせいたします。

投稿者 星澤 隆 : 2007年12月02日 21:15

今のところ、1月はフェンスを現状の状態から変更しないと思いますが、一応確認しておきます。10月に私が新千歳で撮影していた時は、1時間に1回、職務質問されました。でも目的が旅客機の写真撮影であると告げれば、全く問題ありませんでした。

投稿者 もっち : 2007年12月02日 21:31

新千歳(2008)撮影準備 (2)

 ビデオカメラは寒さに弱く、私の使っているSONYのHC1は、0℃以下の気温では正常な動作が保証されません。前回の新千歳空港では、自作の防寒用カバーを付けて撮影しました。


前回使用した防寒用カバー(全体)

 このカバーは防雪・防寒という点では期待通りの効果を発揮し、吹雪の中でも平気で撮影をすることができましたが、改善したい点も見つかりました。


前回使用した防寒用カバー(液晶モニター部分)

・液晶モニターが見えにくい
 雪景色の中では周囲がまぶしくて、液晶モニターがとても見づらくなります。それに加えて、防寒用カバーの外側の素材が軟質プラスチックで光を反射する素材のため、照り返しや映り込みで液晶モニターが非常に見えにくくなるケースがあり、撮影中に飛行機を見失ってしまうことが何度もありました。

・ファインダーをのぞくことができない
 吹雪いてくると、飛行機はとても見えにくくなります。すこしでもはっきり見えるように、液晶モニタではなくファインダーをのぞいて撮影したいケースがあったのですが、防寒用カバーをつけた状態だとファインダーをのぞくことができませんでした。

 ということで、年明けの新千歳空港行きに先立ち、防寒用カバーの改良版を作ることにしました。本日、さっそく材料を調達し、作成を開始。

投稿者 webmaster : 2007年12月06日 00:19 | コメントする (0) | トラックバックする (0)

新千歳(2008)撮影準備 (3)

 ビデオカメラの防寒・防水・防雪用カバーの改良版が完成しましたので、ご紹介します。このカバーは、真冬の新千歳空港での撮影を想定し、氷点下の吹雪の中でも撮影が可能なようにと作りました。

 私の使っているビデオカメラはSONYのHDR-HC1なんですが、市販品だとそれに合う防寒用カバーが見つからないので、前回に引き続き自作しました。材料は、前回と同じく、軟質プラスチックの書類フォルダーと梱包材のエアクッションです。それらをビデオカメラおよび三脚の運台の形に合わせて切り抜き、ビニールテープで貼り合わせて作りました。

 撮影のスタート、ストップ、ズーム操作などは、パン棒に取り付けてあるリモコンで行います。ズームレンズの根元に、オートフォーカスのオン・オフのスイッチがあるため、それの操作ができるように、開閉式の小窓を設けてあります。

 HC1は、動作保証温度が0℃~40℃なので、カバー内部の温度を0℃以上に保つ必要があります。この防寒用カバーは、カバー内部やビデオカメラのバッテリーに使い捨てカイロを貼り付けてから、ビデオカメラの上からかぶせる形で装着します。カイロの熱でエアクッションの中の空気が温まって保温効果を発揮し、ビデオカメラを寒さから守ってくれます。

 液晶モニター全体が見えるように、カバーの形状を工夫しました。ファインダーも見えるようにしました。HC1では、液晶モニターがタッチパネルになっていて、それを使ってビデオカメラの設定を行います。このカバーはやわらかいので、カバーの上からタッチパネルの操作を行うことができます。

 また、液晶モニターを見やすくするため、プラスチックの板を張り合わせてフードも作りました。フードの内側は、つや消し黒で塗装してあります。フードはマジックテープで着脱が可能です。

 外部マイクが付けられるように、カバーの上部に穴を開けてあります。この外部マイクは、ウインドジャマーが付いています。北海道の雪はパウダースノーで、ウインドジャマーに付いた雪は融けたりしないので、吹雪の中でもマイクを付けたまま撮影ができます。

 カバー内部の温度を確認できるように、温度計を取り付けてあります。

投稿者 webmaster : 2007年12月08日 10:36 | コメントする (0) | トラックバックする (0)

新千歳(2008)撮影準備 (4)

 今年もあと残りわずかとなりました。1月下旬の新千歳遠征準備ですが、防寒装備は前回で一通りそろえたし、ビデオカメラの防寒用カバーも新調済みなのであとは行くだけという状況です。

 撮影期間は6日間を予定しています。ネットで新千歳空港のライブカメラを見てみると、既に雪景色になっているようで、前回のように雪がないかも知れないという心配は無さそうです。もっともあんまり降られると撮影ポイントへのアクセスが難しくなるので困ってしまうのですが。

 ただ、新千歳も二度目なので、6日間全てを集中して新千歳の撮影に充てるか、周辺の他の空港にもトライしてみるか、迷っています。新千歳の自衛隊基地側という選択肢もあるのですが、やはり民間機のストックを増やしたいので今回はパス。トラフィックや周囲の景色を考えると、旭川か函館が候補かなと思っていて、情報収集中です。ちなみに、今年の1月下旬の旭川だと、寒い日の気温は最高が-6℃、最低が-15℃とのこと。尋常じゃない寒さですね、これは。

投稿者 webmaster : 2007年12月28日 22:20 | コメントする (0) | トラックバックする (0)

新千歳(2008)撮影記 (1)

 2008年1月21日(月)、昨年に引き続き、真冬の新千歳空港にやってきました。羽田発8:00のANA便で、定刻の9:35に新千歳に到着。到着時の天候は雪、北風。

 「いきなり吹雪の中での撮影か・・」 ところが、レンタカーを借りたり、滞在するビジネスホテルで事前に宅急便で送っておいた三脚や防寒着を受け取っているうちに、雪は止み、日が差してきました。撮影準備が整った12:00頃には、きれいな青空に。午後、北風ということで、撮影ポイントはA-10にしました。

 上の写真は、新千歳空港での撮影ポイント(赤い●印)の地図です。
 (クリックすると拡大表示となります)

 A-10は、ランウェイ01エンドの西側にあり、北風の時は、目の前を飛行機がタキシングしてきて180度ターンした後、離陸していくという迫力の撮影ポイントです。ただ、車で入るのが厳しい場所なので、入り口から機材を担いで800メートルほど雪道を歩かなければなりません。初日からとてもハードな撮影になってしまいました(苦笑)。しかし、A-10に到達した時には、一年ぶりの新千歳空港の美しさに、来たかいはあったと実感しました。

 13:30頃から撮影を開始。上は、今日(1/21)午後のA-10の景色です。

 青空、雪景色、順光ということで、飛行機がとても美しく見えます。

 ただ、寒さは厳しかった・・。感覚的には去年よりもかなり寒く感じました。特に、微妙な操作が必要な右手(手袋は薄手のものにせざるを得ない)が、撮影しているうちに寒さで感覚が麻痺してきて痛いほどになり、途中何回か撮影を中断して、暖めて感覚を回復させざるを得ない状況でした。
 
 夕方は、下のような感じでした。

 17;00頃に撮影を終了。今日の成果は60分テープ2本でした。1年ぶりの新千歳で勘を取り戻すのにちょっと手間取ったのと、途中寒さで撮影を中断した時間があったので、多少少なめでした。

 ホテルに戻って、ネットで新千歳空港の今日の気温を確認したところ、午後は-7~-11℃だったとのこと。去年より5℃ぐらい低い感じですね。今年は去年以上に、寒さとの戦いになりそうです。

投稿者 webmaster : 2008年01月21日 23:07 | コメントする (4) | トラックバックする (0)

コメント

 寒い中で17:00まで撮影されたとは、初日から飛ばしましたね。
 それにしても、1枚目の写真はすごい迫力です。これからも寒そうですから、今年は雪の離発着映像も期待しています。

投稿者 882@2 : 2008年01月22日 00:23

 北海道には1/26(土)までいる予定なので、そのうち、いやでも吹雪の中での撮影になると思います。晴れているのもいいのですが、やはり北海道は雪の降る中で撮らないと! でも、今日の寒さはかなり厳しかったので、再度気合を入れ直す必要あり(笑)。

投稿者 星澤 隆 : 2008年01月22日 01:16

御無沙汰しております。
私も今夜の最終便で千歳入りの予定です。
現地でお会いしましたらどうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 やぎっくす : 2008年01月24日 15:20

 星澤です。昨年に引き続き、日程が重なりますね(笑)。こちらこそ、よろしくお願い致します。

投稿者 星澤 隆 : 2008年01月25日 04:22

新千歳(2008)撮影記 (2)

 1月22日(火)、千歳空港滞在二日目。天気は曇り、風向きは最初は南風、午後はしばらくして北風に変わりました。

 午前中から午後にかけては、ランウェイ19Lエンドで撮影。

 夕方は、ランウェイ19Rエンドで撮影。

 本日の撮影成果は60分テープ3本半でした。昨日と比べて、寒さはそう感じませんでしたが、曇りだと撮れる絵はいま一つ。晴れるか、いっそのこと雪が降ってほしい・・。

投稿者 webmaster : 2008年01月25日 04:24 | コメントする (0) | トラックバックする (0)

新千歳(2008)撮影記 (3)

 1月23日(水)、千歳空港滞在三日目。天気は晴れのち薄曇り、風向きは南風でした。

 早朝は、ランウェイ19Rエンドで、飛行機の防氷作業を撮影。

 その後は、ランウェイ19Lエンドに移動し、午前中は離陸機、午後は着陸機を中心に撮影。

 日没時は、ランウェイ19Lエンドの滑走路に一番近いところで、飛行機のほぼ真下から、頭のすぐ上を通る着陸機を撮影。すごい迫力、かつ滑走路の誘導灯の光が美しい・・。

 撮影成果は60分テープ4本半でした。3日間経過したところで、雪が降る日がなく、ちょっと残念。天気予報では、週後半は雪になるようなので、期待しています。

 夜は札幌で、当サイトにいつもコメントをいただいているもっちさんに初めてお会いし、楽しい時間を過ごさせていただきました。

投稿者 webmaster : 2008年01月25日 04:38 | コメントする (0) | トラックバックする (0)

新千歳(2008)撮影記 (4)

 1月24日(木)、千歳空港滞在4日目。天気は雪、風向きは北風です。午前中・北風の時の基本通り、生コンポイントに向かいました。

 生コンポイントまでの道も除雪は途中まで。除雪されていない最後の100メートルぐらいは、轍もなかったので、安全のため歩きました。撮影準備が整ったのは10:00頃。しかし、視界が悪くて飛行機の音はすれども姿が見えず状態・・。しばらくすると、現地の人と思われる車が2台ほど来たのですが、すぐに引き返してしまいました。

 10:00頃、到着直後の生コンポイントからの眺めです。

 撮ったというよりは、かろうじて写ったという感じのカット。飛行機が近づくまでは見えない、・・。

 滑走路では、除雪車や、滑走路の状態を確認していると思われる車が通りますが、除雪が追いつかない様子で、飛行機の発着もまばらです。

 少しの間、視界の回復を待ったのですが、逆に雪はますます強くなってきました。レンタカーは一応4WDですが、車高が低い小型車なので、あまり積もると雪で帰れなくなるのではないかと心配になってきました。私は雪道は初心者で、どのくらいの雪が限界かよく分かりません。なので、10:30頃には大事をとって撤収しました。実際、ホテルに帰るまでの道も、積もった雪で非常に運転しずらく、かなりの緊張を強いられました。

 ホテルに帰って、テレビをつけると、強い風と雪で、北海道の交通機関に大きな影響が出ているというのがニュースになっています。新千歳空港でも遅延、欠航が相次いでいるとのこと。雪も「適度に」降ってくれるのでないと、撮影どころか飛行機自体が飛ばなくなってしまう・・。冬の新千歳での撮影の難しさを再認識させられました。

 ところがです。今日はもう撮影はお休みかと思っていましたが、14:00頃になると、なんと雪は止み、空が明るくなって、青空まで見えてきました。ホテル前の道路もいつの間にか除雪されています。急いでもう一度、撮影機材を車に積み込みました。午後、北風だと順光狙いならA-10なんですが、撮影ポイントまで機材を運ぶのに時間がかかるので、すぐに日没になってしまいます。ここは逆光を覚悟で、もう一度、生コンポイントに行くことにしました。

 14:30頃、到着直後の生コンポイントからの眺めです。

 除雪車がひっきりなしに往復しています。除雪作業の関係で、2本ある滑走路のうちの1本を交互に使用していました。昨年は除雪作業はほんの少ししか撮影できなかったので、今日はラッキーでした。

 飛行機と除雪車がからむシーンも、しっかりゲット。

 B747のリバース(逆噴射)で盛大に舞い上がる雪煙(逆光なのが残念!)。

 16:00を過ぎると、もう夕暮れの景色になります。

 通常、手前の滑走路は着陸用なのですが、今日は離陸で使用することもありました。距離が近いので、迫力ある離陸シーンが撮れました。

 日も暮れての帰り際、当サイトをご覧いただいていて、ご自身でも「ブタネコのトラウマ」という秀逸なブログを公開されているブタネコさんに、偶然にも声をかけていただき、ご挨拶をさせていただきました。

 今日の成果は、60分テープ1本ちょっとでした。千歳滞在も4日間が経過。滞在は1/26(土)までなので、残りはあと2日間なんですが、天候が今ひとつで、昨年撮ったもの以上のカットがあまり撮れていません。状況によっては、旭川空港にもトライしようと思っていたのですが、今回は断念し、残りの期間も新千歳に集中することに決めました。

投稿者 webmaster : 2008年01月25日 05:01 | コメントする (2) | トラックバックする (0)

コメント

まさか…と 半信半疑だったんですが 御本人とお会い出来るとは思いもしませんでした。

真冬の しかも、この冬一番の大荒れの日に一心不乱に撮影されている姿を拝見し、「この人、凄ぇ」と感動しました。^^

今後も どうかよろしくお願い申し上げます。

投稿者 ブタネコ : 2008年01月25日 11:57

 ブタネコさん、こんばんは。星澤@RW管理人です。なんか、日も暮れた中、あわただしいご挨拶で、失礼いたしました。声をかけていただき、ありがとうございました。大荒れの日にしっかり生コンポイントに出かけてくるあたりは、お互い様ですね(笑)。こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。

投稿者 星澤 隆 : 2008年01月25日 18:27

新千歳(2008)撮影記 (5)

 1月25日(金)、千歳空港滞在5日目。天気は快晴、風向きは北風です。午前中は昨日に引き続き、生コンポイントに向かいました。

 夜、いくらか雪が降ったので、着陸機のリバース狙いで早朝から陣取ったのですが、昨日の恨みを晴らすかのような完璧な除雪で、雪煙がちっとも立ちません(泣)。

 ただ、快晴かつ順光なので、飛行機自体はとても美しく撮れました。

 生コンポイントは午後は逆光になるので、昼食後、初日のようにA-10に向かいました。ところが、A-10は積もった雪のせいでいつも車を停める場所へ入ることができず、手前から徒歩で行くにも、道道130号線沿いには車を停める場所もないため、断念せざるを得ませんでした。しかたがないので、近くで他に撮れそうな場所はないかと、車でロケハンをしたところ、道道130号線沿いで着陸コースのほぼ真下にあたる場所を見つけました。

 電線があって、あまりビデオ向きの場所ではないのですが、木立の上を飛行機が通り過ぎる形になります。それなりの絵は撮れそうなので、トライして見ることにしました。

 電線のせいで、長いカットは無理ですが、今まで撮ったことが無い構図ではあります。
 ただ、そう長居するほどの場所でもないので、ここは15:30には切り上げ、夕日狙いで、再度生コンポイントに移動しました。

 残念ながら、きれいな夕焼けという感じにはならなかったのですが、日没後、暗くて撮れなくなるまで粘りました。おかげで、いくつかきれいな夜間の離着陸シーンが撮れました。

 帰り際、今度は、ネットですばらしい飛行機写真を公開されている「やぎっくす」さんにお会いしました。やぎっくすさんも遠征組ですが、実は昨年、私が新千歳に来たときにもニアミスしていた方なのでした。今回の遠征は、色々な方とリアルにお目にかかる機会に恵まれています。

 今日の成果は60分テープ3本半でした。快晴というコンディションにもかかわらず、昨日積もった雪のために行動が制約され、成果としては今ひとつの一日でした。明日は遠征最終日です。

投稿者 webmaster : 2008年01月25日 23:25 | コメントする (0) | トラックバックする (0)

新千歳(2008)撮影記 (6)

 1月26日(土)、千歳空港滞在6日目、今日は最終日です。天気予報では午前中が雪だったので期待したのですが、見事にはずれました。実際には昨日に引き続き天気は快晴、風向きは北風です。連日、生コンポイントではつまらないので、午前中はランウェイ19Lエンドで着陸機を正面から狙うことにしました。

 7:00過ぎに19Lエンドに到着。東の空はきれいな朝焼けです。滑走路では、除雪車が除雪作業に奮闘中。

 一昨日に引き続き、除雪車のダイナミックな活動風景をビデオに収めることができました。


 除雪作業が終わり、着陸機が降りてきます。今日最初のB747のリバース(逆噴射)による雪煙を撮りたかったのですが、

 撮影ポジションのミスで機体の前にポールが・・(泣)。
 気を取り直して撮影を続けましたが、

 B747の二機目はこんな感じでした。

 また、着陸機以外にも、

離陸機の撮影も行いました。
 
 快晴だと逆光では厳しいので、午後の撮影ポイントの選択が難しくなりました。通常ならA-10に行くのですが、昨日は積雪にじゃまされて断念。とはいえ、もう最終日なので、今日はだめもとでトライすることに決めました。11:00頃、早々に19Lエンドを後にして、A-10に向かいます。

 昨日、A-10への入り口のある道道130号線は、その入り口部分も含めて路肩に除雪された雪が小山になっていて、その入り口に入ることも路肩に駐車することもできませんでした。とにかく車を停めるスペースさえあれば・・と考えていたら、今日はラッキーなことに、A-10への入り口から少し離れた路肩に、測量中の人たちが乗ってきた車が、路肩の雪に乗り上げた形で止まっています。しばらく待つと、仕事を終えて走り去った車の後になんとか駐車できそうなスペースが。ただ、車高の低い小型車で突っ込むには段差がきつすぎます。それならばということで、スコップを使ってそのスペースの雪かきをしました(笑))。

 こうしてやっと駐車スペースを確保。あとは機材を担いで、徒歩でA-10に向かいました。

 雪かきをした後で、いつもよりも長い距離(900メートルぐらい?)を、30~40センチほどの雪が積もった中、全部で13~14キロの機材をかついで歩くことに。初日は雪がほとんど無かったので、それほど苦労しなかったのですが、少しでも雪が積もると疲労度が格段に違いますね。今回、三脚と足場の作業台は背負子で背負ったのですが、「そり」のようなものを現地調達すべきだったかとかなり後悔・・(ホテルの近くのホームセンターに、プラスチック製の子供用のそりがあったのですが、荷物の固定が難しそうだったので、あきらめたんですよね・・)。道は途中、アップダウンがあるので、さすがに上りでは息も絶え絶え、気温は氷点下だというのに汗びっしょり、リタイア寸前でした(笑)。唯一の救いは、

既に先に行った人がいて、その人の通った跡があり、多少は歩きやすかったこと。

 30~40分かかったと思いますが、12:30頃、何とかA-10にたどり着きました。

 三脚に足場、カメラをセッティングし、撮影開始。

 撮影を開始して1時間ほどすると、なんと4WDのオフロード車があっさりここまで入ってきました(!)。そういう車と雪道の十分な運転経験があれば、苦労なしに来れるんですね・・。それはさておき、14:30頃には、

ANAのポケモンジェットをゲット。白い雪景色に、カラフルな機体がとても映えていました。

 帰りの飛行機の時間の都合上、15:00には撮影を終了。今日の成果は60分テープ3本強でした。ホテルで着替えやら、荷造りやらを行い、三脚や作業台を宅急便で発送。その後、レンタカーを返却し、新千歳空港へ。19:25発のANA便で、東京への帰途に着きました。

投稿者 webmaster : 2008年01月27日 14:41 | コメントする (0) | トラックバックする (0)

新千歳(2008)撮影記 (まとめ)

 昨年に引き続き、真冬の新千歳空港に遠征し、ビデオ撮影を行いました。期間は2008年1月21日(月)から26日(土)までの6日間です。

●天候および撮影ポイント

・1月21日(月) 
  午後 晴れ、北風、撮影ポイント:A-10
・1月22日(火)
  午前 曇り、南風、撮影ポイント:19Lエンド
  午後 曇り、北風、撮影ポイント:19Lエンド->19Rエンド
・1月23日(水)
  午前 晴れ、南風、撮影ポイント:19Rエンド->19Lエンド
  午後 曇り、南風、撮影ポイント:19Lエンド
・1月24日(木)
  午前 暴風雪、北風、撮影不可。
  午後 晴れ、北風、撮影ポイント:生コン
・1月25日(金)
  午前 晴れ、北風、撮影ポイント:生コン
  午後 晴れ、北風、撮影ポイント:道道130号線沿い駐車場前の林->生コン
・1月26日(土)
  午前 晴れ、北風、撮影ポイント:19Lエンド
  午後 晴れ、北風、撮影ポイント:A-10

 天候ですが、今回は晴れるときには徹底して晴れ、雪のときには飛行機が飛べないほどの雪でした。冬の新千歳空港は、晴れていると白く輝く雪景色となり、雪レフのおかげで飛行機がとても美しく見えます。今回は思いのほか晴れの日が多く、青空と雪景色と飛行機という組み合わせで、きれいなカットが多数撮影できました。

 これはこれで素晴らしいことなのですが、欲を言えば、さらに吹雪の中の離着陸とか、飛行機のエンジンの噴射で粉雪が舞う様子などを撮りたいところ。吹雪に関しては、1月24日(木)の午前中に雪が降ったのですが、今シーズン一番の荒天となってしまい、飛行機は見えない、挙句の果てには欠航してしまうという状況で、事実上撮影ができませんでした。粉雪が舞う様子に関しては、午前中に雪が降った1月21日(月)の午後と1月24日(木)の午後、いくつかよいカットが撮れましたが、1月24日(木)の方は時間の関係で生コンポイントを選択せざるを得ず、逆光での撮影となってしまいました。あと、きれいな夕焼けの日がなかったのも残念でした。

 飛行機の撮影は、風景写真と同じように、天候により成果が大きく左右されます。今回の遠征では、日中のきれいなカットは多数撮れましたが、印象的なカットや驚きのあるカットはあまり撮れませんでした。撮影には6日間をかけたのですが、なかなか難しいものですね(笑)。でも、これが羽田だったらと考えると、冬の新千歳はベースとしての美しさで勝るので、6日間の成果は十分にあったと言えないこともありません。

 予想外の収穫としては、除雪作業の様子を撮影できたことです。羽田や成田ではお目にかかる機会がないので、とてもエキサイティングでした。除雪車というもの自体が、なかなか魅力的な被写体だと思いました。

 また、雪がそれなりに積もったときに、新千歳空港外周の撮影ポイントがどういう状況になるのかも確認できました。除雪されるところ、されないところ、されないところはどの程度の積雪までなら進入可能かといったことが実感として分かりました。こうした情報は、次回以降の撮影に役立つと思います。

投稿者 webmaster : 2008年02月03日 02:09 | コメントする (0) | トラックバックする (0)

新千歳空港撮影ガイド(冬季)(追記)

(※新千歳空港撮影ガイド(冬季)と合わせてお読み下さい)

 2008年1月に、真冬の新千歳空港を訪れた際の状況をお伝えします。

 (上は、撮影ポイントの地図です。クリックすると拡大表示になります)

 各撮影ポイントのフェンスは、前回(2007年1月)と特に変わりはありませんでした。

 今回、レンタカーは前回同様、車高の低い小型車(4WD)でした。日程の前半の積雪は10~15センチ、後半の積雪は30~50センチでした。

 ランウェイ19Lエンドは、先に進入した車がいたので、その轍に沿って進むことで、到達することができました。ランウェイ19Rエンドも、先に進入した車がいたので、途中の丘までは到達できましたが、丘を登りきりことはできませんでした(そこからは徒歩)。先頭をきって進入することは、避けた方が無難だと思いました。

 生コンポイントは、最後の100 メートルぐらいを除いて、除雪が行われました。最後の部分は、先に進入した車がいれば、なんとか到達できます。

 A-10は、雪が少ないときでも、林の中に入る小道の手前に車を止めて、徒歩で向かうのが安全です。今回は、道道130号線の路肩が除雪された雪で小山のようになってしまい、車でA-10への入り口に入ることも、路肩に駐車することもできなくなりました。最終日、路肩に別の車が停車した跡を見つけて、そこから徒歩でA-10までたどりつくことができたのは、とてもラッキーでしたが、到達不可能な場合もあります。今回は駐車スペースを作るのに雪かきをする必要に迫られたのですが、現地調達しておいたスコップが役に立ちました。

 ビデオカメラの防寒対策ですが、今回、晴れている時は、バッテリー部分に使い捨てカイロを2枚重ねて貼って暖めただけで、特にトラブルなく撮影できました。防寒用カバーは、雪が降ったときだけ、防水(防雪)のために使用しました。


(以下は管理人の備忘録です)

 HC1で撮影する場合、各撮影ポイントの全て(飛行機までの距離が近いA-10を含む)で、テレコンあり・なし両方での撮影をしておくことが望ましい。

 今回、液晶モニタの遮光用カバーを準備したが、装着には防寒用カバーも付ける必要があった。雪の反射や太陽の位置により、液晶モニタが非常に見えにくいときがあったので、次回は、防寒用カバーを使わないときでも、液晶モニタの遮光用カバーを装着できるようにしておきたい。

投稿者 webmaster : 2008年02月03日 02:15 | コメントする (0) | トラックバックする (0)

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