使用している三脚について -
Takashi Hoshizawa 2006/11/04(Sat) 11:55
No.1411 HOMEライブサウンド版は、ご存知の通り、かなり難易度が高いんですよね(笑)。どうしても周囲の余計な音を拾ってしまう場合が多く、音までも作品にするには多くの場合アフレコをせざるを得ません。特にnrt-hdv-0007の場合は、サウンド面の問題が多く、ライブサウンド版も作る予定ではありますが、若干、時間がかかってしまうかもしれません。
アップが減った理由としては、ハイビジョンの絵の緻密さと16:9というワイド画面によって、引いた絵がきちんと絵になるようになったというのが一番大きいと思います。テレビドラマだと俳優のアップが多いのですが、映画だとロングからアップまで、多様な絵作りができるというのと同じようなものです。以前よりはロングを増やそう(空の表情や風景をからめよう)という意識は、少なからずあります。
HC1の純正のテレコンの画質は良好です。電子式手振れ補正は三脚上でも大きな効果を発揮し、XV2の光学式と比べて望遠でパンやティルトを行った際の不自然なゆれ戻しが少ないので、とても気にっています。XV2と比べてアップが撮りにくくなったようにはあまり感じていません。
ところで、三脚ですが、主に以下の2本を使っています。
・Manfrotto MDeVe 756B (最大高 約1.5メートル)
・SLIK PRO 700DX-AMT(最大高 約1.9メートル)+ Velbon ボールヘッド PH-173
羽田や成田の展望デッキでは、Manfrotto MDeVe 756Bを使っています。756Bはエレベータ付き、スプレッダー(三脚の足のねじれを防止する機構)無しなので、安定性を重視するビデオ用三脚としてはやや邪道な製品なのですが、金網のカメラ用の穴から撮影する際に、コンパクトで高さの調節がしやすいものが欲しかったので、あえて使っています。
成田のさくらの山や畑ポイント(R/W 34Lエンド)で、柵の上から撮りたい場合は何よりも高さが必要なので、SLIK PRO 700DX-AMTを使っています。700DX-AMT は付属のカメラ用運台をはずして、代わりにVelbonのボールヘッドPH-173を付けています。これはビデオカメラの水平をすばやく正確に取れるようにようにするためです。700DX-AMTはスチル用の三脚ですが、大型のビデオ用三脚はべらぼうなお値段なので(笑)、これで代用しています。
ビデオ運台は、
・Manfrotto 503
を上記の三脚に付け替えて使っています。飛行機のビデオ撮影では、望遠でパン/ティルトする際の滑らかな動きがなによりも重要です。高価かつ重い503ですが、今では、これ以外使う気になれなくなってしまいました(笑)。三脚の756Bと組み合わせると、見た目はいかにもトップヘビーという感じになりますが、実用上は別段問題ないので気にせず使っています(写真参照)。あと、手元でズーム操作ができるようにCanonのズームリモコンZR-1000を、503に取り付けています。これはもともとCanonのビデオカメラ XV2を使っていたときに買ったものですが、HC1でも問題なく使えるので、引き続き使っています。
各製品について:
Manfrotto MDeVe 756B
http://www.manfrotto.com/Jahia/site/manfrotto/cache/offonce/pid/3313?livid=68|73&idx=78
SLIK PRO 700DX-AMT
http://www.slik.com/pro/4906752105245.jpg
Manfrotto 503
http://www.manfrotto.com/Jahia/site/manfrotto/cache/offonce/pid/3293?livid=80|86&idx=87
Velbon PH-173(G)
http://www.velbon.com/jp/catalog/ballhead/ph173g/ph173g.html
Re: nrt-hdv-0007 見ました -
882@2 2006/11/06(Mon) 01:17
No.1412 詳細なご説明、ありがとうございました。
503を756に載せて使われているというのを聞き、希望が持てました。
この三連休どころか次はいつ飛行機撮影に行けるかわかりませんが、次はぜひ503を525
以外の脚に載せてみようと思います。
ライブサウンドについては、やはり苦労されているのですね。
私は、飛行機をビデオでも撮影するようになって、主に2つの原因から非常にストレスを感じ
ることが多いです。1つは近くの人の話し声、2つ目は望遠時に雲台が滑らかに動かないことです。
私は城南島がとても気に入っています。あそこは割と子供が少ないので、雑音が入らず音も録
れることがあります。しかし、夏場のRW34のシーズンはキャンプ客が多くてダメですね。
星澤さんのようにたくさんの素材をお持ちであれば、アフレコにも困りませんね。(手間は非
常に掛かるかと思いますが)
HC1が発売されてから1年ちょっとになり新機種が気になるころですが、FX−7は高くて
手が出ません。
ハイビジョンになる前はパナソニックのDVC30を使っていましたが、これはとても使いや
すくて画質も良く、解像感にちょっと不満がある以外は気に入っていました。しかし、ハイビジ
ョン画質には勝てずHC1に移行したものの、何をやるにもタッチパネルのメニュー画面から呼
び出す操作性と、室内でのひどい画質に不満が溜まる一方です。
飛行機撮影でも、曇天には弱いですね。常に感度補正をしないと機体が白飛び・黒潰れになっ
てしまいます。しかし、感度補正をしているとパンの最初と最後で順光から逆光に変わるときな
どはどうしようもないです。
FX−7とHC3の中間くらいの価格と大きさの機種が出てほしいものです。
Re: nrt-hdv-0007 見ました -
Takashi Hoshizawa 2006/11/07(Tue) 01:21
No.1413 HOME タッチパネルは使いやすいとは言えませんが、私がタッチパネルを使うのは事実上、プログラムAEの設定と手振れ補正のテレコンON/OFFぐらいでしょうか。なので、メニューのカスタマイズですぐに呼び出せるようにしておけば、許せるレベルかなと感じています。
露出補正も、夜間撮影時以外はほとんどオートで撮っているので、そういう意味ではかなり無頓着に撮ってます(笑)。そのせいで、あまり不満を感じていないのかもしれませんね。
私がとても困っているのは、三脚に取り付けたままだと、テープ・バッテリーの交換ができないことです。そのせいで、交換中、何度も撮り逃しを経験しているので。