FZ1ってどんなカメラ?(3)

(6) 解像感や発色は悪くないものの、ややノイズの多い撮影結果

 下の写真は、同じ被写体を、ISO感度の設定を変えて撮影したものです。(写真をクリックすると拡大表示になります)


ISO 50


ISO 100


ISO 200


ISO 400

 上の写真をクリックして拡大してみれば分かると思いますが、FZ1では、ISO感度が上がるとノイズが顕著に増えます。ISO感度の設定をAUTOにしておくと、光量が不足するような状況ではすぐに200~400に増感されてしまうので、ISO感度は通常は50に設定しておき、どうしても必要な場合に100~400に変更した方が、きれいな写真が撮れます。
 FZ1では、ノイズ対策は重要です。できるだけ良い条件で撮影できるよう努力することは重要ですが、幸いデジカメなので、撮影後の後処理(フォトレタッチ)で、ノイズを目立たなくするという方法もあります。

(7) 「AF連続動作」は、動体予測駆動フォーカスではない

 FZ1で「AF連続動作」を指定すると、常にAF(オートフォーカス)が作動し、AFでピントが合うまでの時間を短縮することができます。動く物体に対しては、それにピントを合わせ続けようとしますが、それはあくまでピントが合うまでの話で、シャッター半押しで一度AFがロックされると、その後被写体が動いても追従しません。FZ1は、秒2コマから4コマの連写が可能ですが、AFは最初の1コマ目の前でロックされます。
 AFをロックした後も、動く物体の動きを予測して、フォーカスし続ける機能を「動体予測駆動フォーカス」とか「AIサーボオートフォーカス」とか呼んでいますが、残念ながらFZ1にはその機能は付いていません。従って、前後に移動する物体をAFで撮影しようとすると、高速に移動するものほど前ピンまたは後ピンになりやすいということになります。

投稿者 webmaster : 2003年01月30日 00:09 | コメント (0) | トラックバック (0)

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