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はじめに

 ここでは、Video Galleryのムービーの製作に使用している機材や、撮影に使用しているDVカメラ Canon DM-XV2 (以後、XV2)のサンプル映像をご紹介します。

投稿者 webmaster : 2003年07月10日 00:00 | コメントする (0) | トラックバックする (0)

使用機材について

 Video Galleryの動画の撮影および編集に使用している機材を紹介します。(実売価格は、2003年7月現在)

(1) Canon DM-XV2

 Canon DM-XV2は、1/4型3CCD(総画素数 約41万・有効画素数 約38万×3)、4.2~84mm(35mm換算39.5mm~790mm) F1.6~2.9の20倍ズームレンズ、光学式手ぶれ補正機能、各種マニュアル撮影機能付きのDVカメラです。実売価格(本体+アクセサリーキット)は30万円前後です。

 追加で、アクセサリーキット、大容量バッテリー(BP-930)×2、SDカード 64MB(静止画用)、MCプロテクタ、サーキュラPLフィルタを購入。

 DVカメラですが、1CCDの普及機だと最近は10万円を切っています。私は、以前はPanasonic NV-DS88(2002年8月頃、8万円前後で購入)という機種を使っていたのですが、
  ・ダイナミックレンジが狭い(白トビ・黒ツブレが目立つ)
  ・色のノリが悪い
  ・過度の輪郭強調で画像が不自然
など、画質の点でかなり不満がありました。

 最近は、高画素のCCDで静止画もきれいに撮れますというのを売り物にしているDVカメラが多いのですが、必ずしも動画まで高画質というわけではありません。動画の撮影サンプルの入手・機種間での比較は容易ではないので、DVカメラの選択はデジカメ以上に難しいというのが実情です。
 色々と情報収集した結果、現時点(2003年7月)、動画の画質重視かつ民生品(業務用を除く)という条件だと、ハイエンドの3CCD機、具体的にはSONY DCR-VX2000、Canon DM-VX2、Canon DM-XL1sの3機種ぐらいしか安心して選択できないように思われました。私は、飛行機撮影用として望遠性能を重視し、20倍ズーム(35mm換算39.5mm~790mm)のXV2を(価格を考えると正に清水の舞台から飛び降りる心境で(笑))購入しました。

 注)ミドルクラス(15万円~20万円)でも3CCD機が出始めています。私は画質面での不安が解消できず選択しませんでしたが、もしかしたら意外といけるのかもしれません。

 XV2の画質については、サンプル映像およびVideo Galleryをご覧いただくのが一番なのですが、解像度や発色はとても良好です。最望遠時でも極めてクリアな映像が得られますし、撮影条件が良いと本当に驚くほど美しい映像が撮れます。はっきりいって、前使用機(NV-DS88)の画質とは、天と地ほどの違いがあります。

 ちなみに、高画質で定評のあるSONYのDCR-VX2000は12倍ズーム(35mm換算:43.2-518.4mm)で30万円前後、Canon DM-XL1sはレンズ交換式で50万円前後(専用ズームレンズ込み)です。高画質のDVカメラは、それなりに高価な買い物となります。

(2) Manfrotto MDeVe 756B + Velbon PH-368

 Manfrotto MDeVe 756Bはボールレベラー、エレベーター付きのビデオ用三脚(雲台別)で、実売価格は2万5千円です。

 Velbon PH-368はオイルフリュードビデオヘッド(ビデオカメラ用運台)で、標準価格は9,800円です。Manfrotto MDeVe 756Bに取り付けるには、ドイツねじを国際規格に変換するアダプタが必要です。

 XV2は光学式手ぶれ補正機構を装備していますが、ビデオ撮影は三脚を使用しての撮影が基本です。また、ビデオ撮影には、ビデオカメラ用の三脚を使用しましょう。

 ビデオカメラ用の三脚には、水準器付きのボールレベラー(カメラの水平をすばやく正確に調節する機構)が必須です。水平がきちんと取れていないと、ビデオカメラをパンした時に画面が傾いてしまうからです。また、羽田空港や成田空港での撮影を考えると、展望デッキの金網のカメラ撮影用の穴から被写体を狙うことが多いので、カメラの高さの調節がしやすいようにエレベーター付きの三脚が欲しかったのですが、ボールレベラーとエレベーターの両方が付いた三脚は、なかなか見当たりません。Manfrotto MDeVeシリーズは、そうした条件に合致する数少ない製品の一つです。XV2はそう重たいカメラではない(1.3kg)ので、三脚もMDeVeシリーズの中では一番軽量な756B(2.2kg)を選択しました。

 またビデオカメラ用としては、運台の性能も非常に重要です。カメラを滑らかにパン(左右に振る)・ティルト(上下に振る)できないと、画面がガタついてしまい、見やすい映像が撮れないからです。Velbon PH-358は、特殊グリスにより滑らかなパン&ティルト操作が可能です。

(3) SONYのテレコンバージョンレンズ VCL-HG1758
 さらに望遠にしたい場合には、SONYのテレコンバージョンレンズ VCL-HG1758を使用しています。

 VCL-HG1758は1.7倍のテレコンバージョンレンズで、XV2で使用した場合、若干の色収差は出ますが、十分鑑賞に耐える画質が得られます(撮影サンプルはこちら)。標準価格は36,000円です。

(5) Ulead VideoStudio 8

 Ulead VideoStudio 8は低価格なビデオ編集用ソフトで、実売価格は 1万円前後です。

 DVカメラからの動画取り込み、カットの長さの調整や入替え、動画の明るさ・コントラスト・色調等の調整、カット切り替わり時の特殊効果(ワイプなど)の設定、アフレコやBGMの追加、テロップ作成等が簡単にできます。出力としては、DVカメラへの出力の他、DVD(MPEG2)やVIDEO-CD(MPEG1)の作成、ストリーミング用ファイル(Windows Media、Real Media、Quick Time)の作成が可能です。

 ビデオ編集ソフトではAdobe Premiere(実売価格 7万円前後)という製品が有名ですが、このホームページのVideo Galleryの作成用としては、機能的にVideo Studioで十分です。廉価版のAdobe Premiere LE(実売価格 1万円前後)はフィルタ機能(動画の明るさ・コントラスト・色調等の調整等)が無いため、選択しませんでした。

(5) 編集用パソコン

 自作機。CPU Pentium 4 2.4GHz、Memory 1GB、DISK 160GB + 80GB、リムーバブルHDドライブ×2、交換用ディスク×7(計1200GB)、DVD-RAM/R。OSはWindows XP Home Edition。

 ビデオ編集には、かなりのマシンパワーとディスク容量を必要とします。ビデオ編集用のデータディスクとして、リムーバブルHDドライブ(ラトックシステムのFR-MDK1)を使用しています。これは、IEEE1394接続のため、パソコン稼動中でもディスク交換可能なため、とても重宝しています。

投稿者 webmaster : 2003年07月10日 00:01 | コメントする (0) | トラックバックする (0)

XV2のサンプル映像

1. XV2のサンプル映像

 Canon XV2のサンプル映像をご紹介します。IEで下記の「download」を右クリックして、「対象をファイルに保存(A)...」を実行すると、NTSC DV形式のAVIファイルをダウンロードすることができます。ただし、ファイルサイズがとても大きいので注意して下さい。

(1) サンプル1(15sec, 56MB) [download]

 晴天日中、屋外にてオートで撮影。

(2) サンプル2(15sec, 56MB) [download]

 晴天日中、屋外にてオートで撮影。

(3) サンプル3(15sec, 56MB) [download]

 曇天日中、屋外にてオートで撮影。

(4) サンプル4(10sec, 37MB) [download]

 室内にて、オートで撮影。

(5) サンプル5(25sec, 93MB) [download]

 XV2 + SONYのテレコンバージョンレンズ VCL-HG1758 で撮影。

投稿者 webmaster : 2003年07月21日 00:00 | コメントする (0) | トラックバックする (0)

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