デジタルシネマカメラの新機材(1)

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玄光社のムック「デジタルシネマカメラ完全攻略

 過去3回の記事で、CanonのEOSを使った動体の動画撮影ノウハウに関してご紹介しました。CanonのEOSは、一般的にはデジタル一眼レフと呼ばれるカテゴリーのカメラですが、私にとっては超望遠撮影が可能なラージセンサーのムービーカメラ(=デジタルシネマカメラ)です。なぜラージセンサーのカメラにこだわったかといえば、家庭用ビデオカメラに代表されるスモールセンサーのカメラの画質に満足できなくなってしまったからで、自分が撮影する動画の画質を抜本的に改善したいと思ったからです。

 私のカメラの用途は、もっぱら空港での旅客機の動画撮影です。使用するカメラは「高速で動く被写体の超望遠撮影ができること」というのが必須条件になりますが、これができるラージセンサーのカメラは、コスト面も含めて考えると、選択肢が極めて限られます。私がCanonのEOSを使い始めたのは2012年の6月ですが、その当時、選択可能な製品は事実上CanonのEOSしかありませんでした。

 しかしながら、ラージセンサーのムービーカメラ(=デジタルシネマカメラ)は日進月歩の状況にあり、現在はもっと良い選択肢があります。少し前にいくつかのカメラの撮影テストをして、業務用ビデオカメラの導入は見送りというお話をしましたが、その一方で、新しいデジタルシネマカメラは導入し、既に実戦投入中です。今回は、そのカメラで撮影した映像サンプル(その1)をご紹介します。

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