関西空港遠征(2009)-4
遠征4日目の8月28日(金)、天気予報では曇りのち雨というかなり最悪な状況でしたが、天は我に味方をしてくれました。
初日から3日目まで、スカイビューでの撮影を行ったので、最終日はその他の撮影ポイントにもトライ。午前中は、ターミナルビルの4階の左右の端から、スポットイン・プッシュバックする機体を狙うことにします。スカイビューからだと、そこはターミナルビルの裏側になって見えません。撮影できるスポットが限られるため、ホテル出発前、関空の公式サイトで出発機・到着機の時間とスポットを調べて、左右の移動時間を含めた撮影プランを作り、撮影に臨みました。
7:00頃にターミナルビル4階に到着。
予報に反して、どんどん青空が広がっていき、とても好ましい状況に。
ここでは10:30頃まで撮影を行いましたが、到着時間がずれ込んだ一部の便を撮り逃したものの、概ね予定通りに撮影は完了。
次は離陸機のラッシュに合わせてスカイビューに移動。11:00頃に到着したときには、空は完全な青空になっていました。
風向きは南風です。これは午前中としては今回の遠征で初めてです。
運行スケジュールの関係で2日目、3日目には撮れなかった機体を撮るのが本来の目的だったのですが、
南風のパターンで午前中の離陸機を撮ることまでできて、ますますラッキーでした。ここでは、13:00頃で撮影を終了。
最後の撮影ポイントは、飛行機に乗るときにしか入ることのできない国内線の待合室です。関空は海上空港なので、撮影ポイントが限られてしまいます。撮影のバリエーションを増やす意味では、ここも重要な撮影ポイントです。今日の帰りの便は夜、19:30発のスターフライヤーですが、大幅に早くチェックインを済ませて、搭乗口付近のガラス越しに撮影を行うことにします。
14:30頃には、待合室に到着。
待合室の正面にはA滑走路やその先の海、対岸の景色が広がっています。天気が良いおかげでとても素晴らしい眺めです。
まずは分解しておいた、小型の三脚の組み立てです。最近、飛行機に乗る際には、通常使う大型の三脚(これは飛行機に乗る際には手荷物として預けるしかない)とは別に、機内持ち込み可能な小型の三脚を一緒に持っていくことにしています。これがあれば、待合室でも三脚を使ったビデオ撮影ができるからです。もちろんガラス越しなので音は録れませんが、普段は見れないアングル、近づけない距離の飛行機を撮影できるチャンスです。
次に三脚のセッティング場所を決めますが、これにはかなり苦労しました。
関空の待合室のガラスは比較的きれいなんですが、上に向かってカーブしているため場所によっては内部の照明などが映り込んでしまいます。また、ガラスの手前には手すりがあって、ガラスから少し離れた場所に三脚を立てるしかありません。ガラスが垂直で、ビデオカメラのレンズをガラスのそばに近づけることができれば映り込みを避けることができるのですが、ここではそれもできません。しかたがないので、少しでも映り込みしにくい場所を探して、カメラをセッティングしました。
15:00過ぎに、スターフライヤーがスポットイン。これは私が乗る予定の便の1便前です。
青空や海、滑走路の緑の芝生をバックにした黒い機体の美しさは最高でした。実は、早めにチェックインした最大の理由は、これが撮りたかったからだといっても過言ではありません。関空はボーディングブリッジが短く、待合室から機体までの距離が近いところも魅力です。
こちらにアップした動画は、このようにして撮影したものです。ガラス越しなので、音はアフレコで入れる必要がありますが、このようなカットが撮れるチャンスは貴重です。
もちろん、その他にもさまざまな機種のタキシングシーンを撮影することができました。
地上からとまではいきませんが、待合室は2階にあるので、比較的低い位置からの撮影となるのがうれしい。
19:00過ぎ、私が乗る便のスターフライヤーのスポットインを撮影。
これをもって、関空遠征での撮影は全て終了となりました。なお、夜はガラスの映り込みが激しくなるため、待合室からのガラス越しの撮影は事実上不可能であるのは残念なところです。