羽田空港でのテスト撮影レポート&動画サンプル

<HDR-HC1 動画サンプル>
 動画サンプルは、HD解像度(1920×1080)と、SD解像度(640×480)の2種類を用意しました。下記のリンクを右クリックして、「対象をファイルに保存・・」を選び、ダウンロードしてからご覧ください。

 見るためには、Windows Media Player(Version 10を推奨)が必要です。ファイルサイズが非常に大きいため、ブロードバンドユーザー向けです。お使いのPCの性能により、滑らかに再生できない場合があります(特にHD解像度の方は要注意)。

 A. HDR-HC1 動画サンプル(Windows Media、4分55秒)
    ・HD解像度(1920×1080) 292MB
    ・SD解像度(640×480) 86MB

 B. HDR-HC1+ VCL-HG2037Y(純正テレコン)動画サンプル
   (Windows Media、1分37秒)
    ・HD解像度(1920×1080) 94MB
    ・SD解像度(640×480) 25MB

<テスト撮影レポート>
(レポート中の画像は、上記「A. HDR-HC1 動画サンプル」の中のカットからキャプチャしたものです)
 7月10日(日)、東京地方の朝は、雲がやや多いながらもまずまずの天候。さっそく、HC1を車に乗せて、城南島へ向かいました。
 カメラを三脚にセットすると、改めてHC1の小ささを実感。下は、HC1に純正のテレコンを付けた時の写真です。テレコン付きだと何とかさまになっていますが、テレコンなしだとXV2で使っていたビデオ運台がとても大げさに見えてしまいます(笑)。
 今まで使っていたCanon製のビデオカメラ用リモコンがHC1でも使えたのは、(本当はあたりまえなのかも知れませんが)ラッキーでした。


  城南島は、東風・南風の際、羽田空港への着陸機の進入コースにあたります。着いたときはくもり空で、絶好のコンディションとは言えませんでしたが、まずは沖合いの羽田空港を撮影。カメラの小さな液晶画面でも、ハイビジョン映像の緻密さが一目で分かります。ぱっとしない天気でも、発色はまずまず。見た目に近い、落ち着いた映像です。なお、日中のテスト撮影は全てオートで行いました。



 この時の風向きは東風で、午前中、順光で着陸機が撮れるシチュエーションでした。時々薄日が差すと、バックがくもり空でも、なかなかきれいな着陸シーンが撮れました。



 正午を過ぎる頃、風が南風に変わったところで、羽田空港の第二ターミナルに移動。まだ天気はくもり空です。まずはターミナルビルの概観や内部をテスト撮影。下の内部の映像がやや緑がかっているのは、ターミナルビルのホールの外側のガラスの色の影響を受けたためで、実際の見た目もこんな感じです。




 次に、出発ロビーを俯瞰撮影。たくさんの乗客でごったがえしていますが、一人一人が鮮明に映し出されることにちょっと感動。



 それから、第二ターミナル5階の展望デッキに向かいました。駐機している飛行機やタキシング(地上走行)している飛行機を撮影。この頃からかなり天気が良くなってきて、映像も鮮やかさを増してきました。




 午後5時頃には再度城南島に戻りました。天気が良いと、沖合いの羽田空港も、こんな感じに写ります。



 最望遠で、離陸のため滑走路に移動する飛行機を撮影。


 青空をバックに、飛行機の機体が西日を受けて美しく輝きます。


 夕方になり、だいぶ暗くなってきました。その状況でも、HC1の映像は鮮明で、微妙な色合いもよく表現できています。このあたりから、プログラムAEを「サンセット&ムーン」に変更。



 日没となりました。沖合いの羽田空港の明かりがきれいに撮れています。



 まだ残照の残る中、着陸機を撮影。さすがにややシャープさが失われてきていますが、条件を考えるとよくがんばっていると思います。オートフォーカスは暗すぎて無理なので、フォーカスはマニュアルにして無限遠で固定しました。


 最後に、羽田空港第二ターミナル周辺の夜景を撮影。HC1での夜景撮影に関しては不安が大きかったのですが、これだけ写ってくれれば、私としては良しとします。





 以上、動画サンプルに関するレポートをお送りしました。画質に関しては、動画サンプルをご覧いただければ一目瞭然ですが、正直言って、価格およびサイズを考えると、感動的とも言えるレベルだと思いました。

 HC1で撮影した映像ですが、

  ・従来のDVとは比較にならない、ハイビジョンならではの精細感。
  ・1CMOS機ということで心配した発色も良好。
  ・最望遠時でもクリアな映像。
  ・オートフォーカスやホワイトバランスも実用上大きな問題なし。
  ・電子式手ぶれ補正は、思ったよりも不自然な感じなく使える。
  ・弱いと思われた夜間撮影もかなり健闘。
  ・純正のテレコン(VCL-HG2037Y)は十分実用に耐える。
   (周辺部の画像の流れや色収差もほとんど目立たたない)

ということが分かりました。

 その他、気に入った点としては、

  ・性能を考えると信じられないほどの小ささ・軽さで、楽に持ち運びができる。
  ・XV2と比べて液晶モニタが明るく、天気のよい日の屋外でも見やすい。
  ・手振れ補正の効き具合を、ワイコン用・テレコン用に調整できる。
  ・撮影中にズームアップする場合、オートフォーカスがよく追従してくれる。

 逆に気になった点としては、

  ・三脚に取り付けたままでは、テープやバッテリーの交換ができない。
  ・ファインダーで見た場合の発色があまりよくない。

があげられます。

 今まで、当ホームページのVideo Galleryは、CanonのXV2というDVカメラ(3CCD機)を使って撮影してきました。HC1とXV2との比較感ですが、総合的にみて、

  ・映像の発色や階調に関して、HC1はXV2に対抗できるレベル。
  ・解像度や精細感に関して、HC1のハイビジョンというフォーマットの
   優位性は歴然としている。
  ・映像のストックという観点では、今後の有効利用を考えると、HC1の
   ハイビジョンで残せるというメリットは明らか。

だと判断。今までとても活躍してくれて愛着もあるXV2ですが、退役が決定してしまいました。

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