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2016年1月 新千歳空港遠征(2)

新千歳空港の撮影ポイントを紹介する地図です。地元以外から遠征してみたい人向けに作成しました。右上のマークをクリックして、拡大地図を表示してください。各撮影ポイントのマーカーをクリックすると、各撮影ポイントの説明と現地で撮影した写真が表示されます。

2016年1月 新千歳空港遠征(1)

2016年1月18日(月)から1月23日(土)にかけて、冬の新千歳空港に遠征しました。本業が忙しくて撮影した動画の整理もままならなかったのですが、ようやく終わったので、今後は編集・公開をスピードアップしていきたいと思います。ついては、この遠征の様子について、少しご紹介したいと思います。

私は以前も冬の新千歳空港に遠征したことがありますが、昨年あたりから4Kカメラでの撮影を本格化したので、今回は「初めて4Kで冬の新千歳空港を撮る」というのが遠征の主目的でした。

冬の新千歳空港は、

 ・とても寒い(気温は氷点下)。
 ・空港の展望デッキは、雪のため冬は閉鎖されてしまう。
 ・空港の外周の撮影ポイントには、車がないと行きずらい。
 ・空港の外周には、2メートルほどの高いフェンスがある。

ということで、遠征して動画を撮るにはハードルの高い空港ですが、

 ・新千歳空港の雪景色はとても美しい。
 ・晴れても吹雪いても、いい絵が撮れる。
 ・雪レフ効果で、機体がきれいに撮れる。
 ・ジェットエンジンで巻き上がる雪煙がダイナミック。
 ・トラフィックがとても多い。
 ・大型機も頻繁にやってくる。
 ・国際線もそれなりにある。

と多くの魅力があり、挑戦のしがいのある撮影地です。

今回使用した機材ですが、カメラはSONY FDR-AX1とPanasonic DMC-FZ1000です。日中はAX1で、夜はFZ1000で撮りました。

三脚は、2メートルのフェンスをクリアしなければならないため、Gizzoのシステマティックカーボン三脚 GT5562GTSを新たに調達しました。この三脚は伸長が277cmに達し、市販製品では最大クラスの三脚です。カーボン製なので大きさの割には3.6kgと軽いこと、アダプターを交換すればどのようなビデオヘッドでも載せられることから選びました。寒冷地では金属部分がとても冷たくなるため、三脚の脚にはグリップテープを巻きました。写真は、私が愛用しているLibecのビデオヘッド RH35Rを取り付けたところです。

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冬の新千歳空港での撮影では、ビデオヘッドの耐寒性能が重要です。Libec RH35Rの使用可能温度は -40℃~+60℃なので、冬の新千歳空港でも普段と変わらず、とても滑らかに動いてくれました。

ビデオ撮影の場合、写真撮影の場合よりも広い足場が必要なため、脚立にはホームセンターなどで洗車台として売っているものを持っていきました。カメラ、大型の三脚、足場の広い脚立などを撮影ポイントに運ぶには車が必須なので、現地ではレンタカーを借りました。

冬の新千歳空港でのビデオ撮影

 冬の新千歳空港のような寒冷地で、雪の降る中をビデオ撮影するためには、それなりの工夫が必要です。同じようなことをトライしたいと思う物好きな方がいらっしゃるかどうかはわかりませんが(笑)、今回の撮影で私なりに工夫した点をご紹介しようと思います。

 撮影で使用したビデオカメラは、SONYのHDR-XR520Vです。2/13(金)に発売になったばかりの新製品です。

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 冬の新千歳空港の外周の気温はマイナス20℃~0℃くらいですが、ビデオカメラをこのような寒冷地で使用する場合は注意が必要です。まず、バッテリーはとても寒さに弱く、寒いとすぐに消耗してしまい、バッテリー切れで撮影できなくなってしまいます。また、カメラ本体ですが、XR520Vの動作保証温度はカタログ上では0℃~40℃です。取扱説明書によれば、あまりに寒い場所、暑い場所ではセンサーが働いて機器の動作が止まるとのこと。従って、本体の方も、何らかの対策(保温)が必要になる可能性があります。

 今回、雪が降っていない時は、バッテリー部分に使い捨てカイロを貼り付けて、暖めながら撮影しました。

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 私が使用したバッテリーは最も大容量のタイプ(NP-FH100)で、気温25℃だと約5時間半使用できます。新千歳空港の外周では、前記の対策により4時間以上使用することができました。これはかなりよい数字だと思います。ビデオカメラ自体はそのままで使用しましたが、特に動作上問題は発生しませんでした。また、雪景色の中での撮影は周囲が明るく、ビデオカメラの液晶モニタがとても見づらくなります。そのため、あらかじめ自作しておいた遮光用フードを液晶モニタに付けて撮影しました。

 雪が降った場合、ビデオカメラは水にとても弱いので、さらに雪からビデオカメラを保護する必要があります。これに関しては、防寒用のカバーをあらかじめ自作して現地に持参しました。

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 このカバーは、外側が軟質プラスチック、内側が保温効果のある(梱包材の)エアクッションです。防水(防雪)のほか、保温という面でも十分な効果を発揮します。カメラ全体を暖めたいときは、カバーの内部に使い捨てカイロを入れますが、新千歳ではそこまでは必要ありませんでした。さらに気温の低い、冬の旭川空港とかだと必要になるかもしれませんね。外部マイクはカバーの外に出ているので、サウンドの収録上も支障が出ません。北海道の雪は、通常はパウダースノーなので、外部マイクのウインドジャマーについても払えばすぐにとれてしまいます。撮影の開始、終了、ズーム操作は、パン棒に取り付けたリモコンで行います。カバーはやわらかいので、タッチパネル式の液晶モニタも操作できます。

 今回、新発売のXR520Vを入手できたのが2/13(金)の夜、遠征に出発したのが2/16(月)の早朝だったため、それに合った防寒用カバーや液晶モニタの遮光用フードを作るのが時間的にとても厳しく、ほとんど徹夜明けのような状態で新千歳に出発するはめになりました。ですが、準備が間に合わなかった場合には、撮影時にかなりの制約がついてしまったはずなので、がんばっておいて本当によかったと思います。

 新千歳空港の外周は、基本的に2メートルほどの高さのフェンスがあります。私は、いつものように、SLIKのTHE PROFESSIONAL 4という最大高2.5メートルの特大の三脚と、足場にするための脚立(ホームセンターなどで洗車用に売っている作業台)を現地に持ち込みました。

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 ビデオ運台は、マンフロットの503を使用しています。この運台は寒さに強く、さすがに若干動きは固めにはなるものの、新千歳の寒さの中でもスムーズに動いてくれます。

 また今回、新千歳空港のターミナルビルの中から、ガラス越しの撮影もかなり行いました。日中は雪で外が明るいのでまだよいのですが、夜間はガラスの映り込みこみが激しく、何もしないととても撮影が難しい状況でした。そこで、黒い色画用紙にレンズ穴を開けただけの写りこみ防止用のシートを、現地で作りました。

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 簡単な工夫なんですが、これはとても効果がありました。空港での撮影環境は悪化の一途をたどっているため、状況に応じてガラス越しの撮影もうまく使っていかざるを得ません。そんな時に、このシートはとても役に立つため、今後も常にカメラバックの中に入れておこうと思います。

 なお、上の写真の小型の三脚は、SLIKのスプリントPRO(三脚)+ベルボンのQUICK LEVELER+マンフロットの701RC2(運台)を組み合わせたものです。分解すると55センチほどの長さの三脚ケースに全て収納できます。これは機内持ち込みが可能なサイズなので、普段立ち入りができないチェックイン後の出発ロビーや飛行機から降りた直後の到着ロビーなどで、飛行機を撮影するために使用できます。

新千歳(2009)撮影記(まとめ)

 冬の新千歳空港遠征は、今回で3回目になります。過去2回は1月下旬に行っていたのですが、今回は家庭の事情により2月の下旬に変更しました。そのせいなのかどうなのか、吹雪で飛行機が欠航してしまう日がかなりありました。

天候および撮影ポイント:

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撮影ポイントの地図(クリックすると拡大表示になります)

・2/16(月)
  午後 晴れ、南風、撮影ポイント:19Lエンド -> 19Rエンド
・2/17(火)
  午前 雪、北風、撮影ポイント:ターミナルビル内(※朝の一部の便を除き欠航)
  午後 雪、北風、撮影ポイント:ターミナルビル内(※夜の一部の便を除き欠航)
・2/18(水)
  午前 晴れ、北風、撮影ポイント:生コン
  午後 晴れ、北風、撮影ポイント:A-10
・2/19(木)
  午前 晴れ、南風 -> 北風、撮影ポイント:19Lエンド -> 生コン
  午後 晴れ、北風 -> 南風、撮影ポイント:ターミナルビル周辺 -> 生コン
・2/19(金)
  午前 雪、南風、撮影ポイント:生コン
  午後 雪、南風 -> 北風、撮影ポイント:19Rエンド -> A-10(※14:00頃から欠航)
・2/20(土)
  午前 暴風雪、北風、撮影ポイント:ターミナルビル周辺 -> ターミナルビル内(※一部の便を除き欠航)
  午後 暴風雪、北風、撮影ポイント:ターミナルビル内(※夕方まで欠航)

 今回は、南風の日が多くありました。ですが、南風の時によい撮影ポイントだった19L/Rエンドは、フェンス周辺が立ち入り禁止になってしまったため、滑走路への着陸機のタッチダウンや離陸機のテイクオフの瞬間は撮れなくなりました。また、19Lエンド側への着陸機(好天時)は、国道沿いの電柱や電線が邪魔になり、かなり撮影しずらくなりました。19Rエンド側への着陸機(悪天候時)は、いい感じに撮影できることも分かりました。南風の時の生コンポイントは、北風の時とはまた違った良さがありました。

 ターミナルビルの展望デッキは冬季閉鎖されていますが、3Fレストランフロアのガラス越しに、プッシュバックやタキシング、デアイシング作業や出発準備を行う飛行機の撮影ができました。

 また今回は、空港のターミナルビルの内部や外観、その周囲の空港関連施設の撮影にも時間を割きました。雪景色の中のそれらも、なかなか魅力的な被写体でした。

 雪が激しく降る場面も多くあり、除雪車の映像もふんだんに撮ることができました。特にA-10で目の前を通過する大型の除雪車の隊列は、飛行機とはまた違った迫力がありました。

新千歳(2009)撮影記(6)

 2/21(土)、遠征6日目、最終日です。天気予報では、北風で暴風雪!(泣)。こうなると、撮影よりも帰りの飛行機が飛んでくれるのかということの方が心配になってきました。ネットで調べると、朝6:30の時点で既に午前中の便のほとんどが欠航を決定しています。予報では午後には天候が回復するはずとのことですが、どうなることやら・・。

 とりあえず7:30頃には空港のターミナルビルに着いたのですが、ターミナルビル周辺でさえ、まるで遭難しそうなほどの猛吹雪。これでは飛行機が飛ばないのも無理はありません。ただ、飛行機が飛ばないなら飛ばないで、またまた空港施設を撮る時間ができたというもの。吹雪の中を歩き回って、管制塔やターミナルビルをせっせと撮影しました。

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 次は2日目と同じように、ターミナルビルの3Fに上がりました。9:30の時点で、目の前ではJALのB747とAIR DOのB767が出発準備をしていました。その後、両機は吹雪の合間をぬって出発してくれたので、両機のプッシュバックシーンを撮影することができました。

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 午後になると、代わりにJALのB777とANAのB767がスポットイン。吹雪の中で出発準備する様子を撮りながら待ちましたが、雪は依然として降り続いています。除雪車が奮闘しているものの、一向に飛べそうな感じがしてきません。

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 帰りの準備があるので、14:30で撮影を終了。ターミナルビルを出て、帰りの荷造りのためホテルに向かいました。いつものように三脚、脚立、防寒着などを梱包してホテルから宅急便で発送し、レンタカーを返すためにホテルを出たのが16:30頃です。空はというと、雪は止み青空が見えてきました。これなら帰りの飛行機はなんとか飛んでくれそうです。

 空港に戻ると、まだまだ混乱は続いていました。日中に欠航してしまった便に乗るはずだった人たちのキャンセル待ちで、長蛇の列ができています。夕方以降の便は飛ぶには飛ぶのですが、機材の到着が遅れたり変更になったりして、軒並み遅延しています。帰りは本来は19:20発のANA便でしたが、機材の変更で出発が遅れ、20:30発に変更になりました。変更になった機材は、ポケモンジェット(フラワージャンボ)です。ただ残念ながら、新千歳空港のチェックイン後のロビーは撮影には適さない場所でした。窓ガラスの前に立ち入り不可の通路があって、窓ガラスに近寄れないためです。

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 結局、帰りの便が羽田に着いたのは22:30を回っていました。長旅の疲れで一刻も早く家に帰りたいところではあるのですが、せっかくのポケモンジェットなので、最後に飛行機から降りた直後の通路の窓からガラス越しにしっかり撮影(笑)。

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 これをもって、6日間に及ぶ新千歳空港遠征は、幕を閉じました。

新千歳(2009)撮影記(5)

 2/20(金)、遠征5日目です。天気予報では、朝から乾雪、南風とのこと。今回は冬場にもかかわらず、南風の日が多いですね。今日は夜明け前の空港の様子を撮影しようと、早起きして6:00にはランウェイ19L/Rエンドに到着しました。南風との天気予報通り、19Rへの進入灯が点いています。

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 曇り空のため朝焼けは見れませんでしたが、夜明け前の空港もなかなか美しい。ターミナルビルの前では、7:30発の第一便のANAのB777が、出発準備に入っていました。

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 このB777の離陸を撮るために、7:00には生コンポイントに移動。この頃から予報通り雪が降り始めました。雪の中での撮影は予期していたことなので、ビデオカメラを保護するために、遠征前に事前に作っておいた防寒カバーを装着し、撮影を開始しました。


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 雪の中での離着陸はなかなか魅力的なシーンなんですが、遠くの飛行機はとても見づらく、撮影はなかなか難しい・・。それでもこういうシーンは、東京に住んでいる私にとってはこんな機会にしか目にすることができないので、とてもエキサイティングです。

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 ところが、10:30頃にはどんどん雪が強くなり、離着陸する飛行機が見えなくなってきました。雪も適度に降ってくれるのでないと、視界が悪くなりすぎて撮影ができなくなったり、挙句の果てには欠航してしまったりするので、なかなか難しいところです。

 見ていると、着陸機は通常使用するランウェイ19Lではなく、ランウェイ19Rをもっぱら使用しています。これは視界不良の時にパイロットが頼りにするILS(計器着陸システム)が、ランウェイ19R側にしかないためです。19Lエンドの方は、フェンス際が立ち入り禁止になったため着陸機の撮影には不向きになってしまったのですが、19Rエンドの方はもしかしたらいい感じに撮れるかもしれません。そこで、12:00前には生コンポイントを離れて、19Rエンドに移動することにしました。

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 激しい雪で、19Rエンドも飛行機が近くにくるまで見えないのですが、音を頼りになんとか撮影できました。

 過去、19Rエンド、南風、雪という状況での撮影はしたことがなかったので(雪が降るときはいつも北風だった)、ここでも新しいバリエーションを増やすことができました。ただ、南風のせいか雪がべたついてきたのにはまいりました。降った雪は、防寒着や手袋に付くとどんどん融けていきます。外部マイクのウインドジャマーもびしょびしょになってきて、中のマイクが心配になりました。冬の新千歳では、雪はいつもパウダースノーだったので、こんなことは初めてです。

 14:00頃になると、風向きが北風に変わりランチェンしました。午後に北風だと、あの難所のA-10に行くしかありません。覚悟を決めて、ふたたび撮影場所を移動することにしました。

 A-10にたどり着いた時には、既に15:00を回っていました。ところが、目の前には飛行機はいなくて、いるのは除雪車の隊列のみ。見るからに、降る雪の量に除雪作業が追い付いていません。すぐに日が暮れてしまいますが、しばらくは飛行機が飛ぶのは無理そうです。せっかく苦労してここまで来たのに・・(泣)。

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 ところが、少し離れた滑走路で除雪作業を行っていた除雪車の一群が、今度は目の前の誘導路の除雪を始めたではありませんか。

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 至近距離で大型の除雪車を見るのは初めてです。これはこれですごい迫力。ころんでもただでは起きないとばかりに、飛行機の代わりに除雪車をしっかり撮影してしまいました。本日の撮影はこれで終了。遠征も5日間が過ぎ、明日は最終日です。

新千歳(2009)撮影記(4)

 2/19(木)、遠征4日目です。天気は晴れ、風は南風です。1日目と同じく南風ということで、もう一度だけ、ダメモトで19Lエンドにトライすることにしました。午前中、着陸機を順光で撮影するには、国道36号線側(C地点)から狙うしかありません。

 一瞬、飛行機が電線を横切るのは覚悟の上で、よい撮影ポジションはないかと探したのですが、やはり厳しいということが分かり、一番機、二番機までトライしてあきらめました。ただ、唯一の収穫として、飛行場灯台と呼ばれる施設を間近で撮影することができました。こういう施設は、撮っておくと後で意外と使い道があるものです。


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 午前中で19Lエンドがだめとなると、連日となりますが、生コンポイントしか選択の余地がなくなってしまいました。でも改めて考えてみると、過去南風の時にはいつも19L/Rエンドに行っていたため、生コンポイントには行ったことがありません。これはこれで新しいシチュエーションです。

 生コンポイントでは、北風の時はいつもゲートのずっと左手の方(D地点)で撮影するのですが、南風の時はそこだと逆にゲートが邪魔になってうまく撮れないので、ゲート正面(E地点)に三脚をセッティングしました。

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 着陸機は手前の滑走路を使用しますが、このポジションだとかなり遠方からカメラに収めることができます。また、小型機~中型機は滑走路から誘導路に出て行くところを比較的近距離から撮影できます。

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 一方、離陸機は向こう側の滑走路を使用します。北風だと離陸の瞬間を真横またはやや後方から撮影する感じになるのに対し、南風だと真横にくる前にやや手前で離陸する感じになって、絵の雰囲気がかなり変わること分かりました。

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 今まで撮ったことが無かったのですが、南風の時の生コンポイントも、よい撮影場所です。10:00頃、自衛隊基地側から政府専用機が離陸。飛んでいる様子をすかさず撮影しました。ただ残念ながら、今回の遠征で政府専用機が撮れたのはこの1カットだけです(涙)。

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 11:30頃に、風向きが北風に変わりました。時間的にも逆光になってきたため、生コンポイントでの撮影は一旦終了としました。

 いつもはゲート正面では撮らないために、あまり意識したことがなかったのですが、ここには飛行機の写真を撮りに来た人がたくさんいて、シャッター音や話し声が賑やかです。映像だけでなくサウンドも録っている私としては、思わず苦笑いの心境ですが、まあこれはどこでもある話で致し方ありません。また、写真を撮りに来た人たちは、かなりの時間を車の中で過ごしていました。狙いがはっきりしていれば、ここぞというタイミングだけ車の中から出てきて撮影すればよいからです。これだと体力的に楽だし、あまり寒さも苦にならないはずで、うらやましい限りでした。

 一方、ビデオを撮る私の方は、晴れていようが吹雪いていようが、ほとんどの時間、外でビデオカメラに張り付いています。例えば着陸機の場合、遠くに機影が見えて徐々に近づいてきてタッチダウン、その後リバースをかけて速度を落とし、滑走路から誘導路に出て、ターミナルビルに向かってタキシングしていくという一連の動きを、最初から最後までフォローしたいと思うからです。その間、ずっと集中力を保ち続けなければならないので、1機撮るだけでもかなりハードな作業になります。

 太陽の位置や天候は刻々と変わるので、離発着の合間には、たいていその時点での空港やその周囲の風景、空などをロング、アップ、パンなど色々なバリーエーションで撮っています。これは時間つぶしをしている訳ではなく、後でビデオを編集する際に、離着陸のシーンと組み合わせるのにこれらのカットがとても役立つからです。仮に何人かでビデオを撮りに来たとしても、新千歳のようにトラフィックの多いところでは、合間に雑談をしている時間は(余計な音は立てないという意味でも、集中力を途切れさせないという意味でも)ほとんど無いような気がします。遠征費用の元はしっかりとろうと、一人で来たときと同じように、ストイックに黙々と撮影するでのではないでしょうか(笑)。一口に飛行機を撮るといっても、写真とビデオではカメラマンの行動パターンは大分違うなあと思いました。

 午後ですが、二日続けてA-10に行くのはさすがにつらかったので、好天の時の空港施設(特にターミナルビル以外の)を撮影することにしました。

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 通信アンテナ、気象レーダー、航空機燃料給油施設、カーゴエリア、管制塔などです。雪景色の中だと、何をとってもいい絵になりますね。ちなみに、新千歳空港の給油施設はハイドラント方式というそうです。地下配管を使ってタンクからスポットまで燃料を供給し、航空機への給油のためにタンクローリーを必要としません。

 15:30頃、夕暮れから夜にかけての離着陸機を撮影をするために、生コンポイントに戻りました。

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 着いた時にはまだ日も高く完全に逆光なんですが、空気が澄んでいるせいか、思いのほかきれいに撮れました。

 16:20頃、ふたたび風向きが南風に変わりました。南風、夕暮れ、生コンポイントというのも初めてのシチュエーションです。

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 18:00過ぎまで、夕暮れから夜にかけての離着陸やターミナルビルを撮影し、本日の撮影を終了しました。

新千歳(2009)撮影記(3)

 2/18(水)、遠征3日目です。天気は晴れ、風は北風です。昨日と同じく、午前中の撮影場所には生コンポイントを選択。今日は昨日とはうってかわって青空が広がり、滑走路の向こう側の遠くの山並みまできれいに見渡すことができます。

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 手前の滑走路は着陸機、向こう側の滑走路は離陸機が使用します。生コンポイントでは両方を撮影することができるので、12:00頃まで、次々に離発着する飛行機を撮影しました。

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 生コンポイントは車で行けるため、アクセスしやすいポイントです。新千歳ではメジャーな撮影ポイントなので、私の他にも数人の人が写真を撮りに来ていました。ここには、2メートルほどの高さのフェンスがあるので、大型の三脚と脚立(洗車用に売っている作業台)を使ってその上から撮影をしました。

 午後は、北風ということで撮影ポイントにはA-10を選択しました。A-10はランウェイ01Lエンドの西側に位置するポイントです。ここは、北風の時、離陸機が目の前をタキシングで通過してターンし、離陸していく様子を撮影できます。また、やや距離はありますが、着陸機も撮影できます。午後、順光です。しかしなから、ここにも生コンポイントと同様に、2メートルほどの高さのフェンスがあります。また、そこに行くための道は狭く、雪が積もっていると車では入れません。なので、道の入り口に車を停めて、大型の三脚や脚立(両方で重さ12kg以上)を持って、雪道を800メートルほども歩かなければなりません。冬場に行くのには、気合と体力が必要なポイントです。

 しかも今回は、前日に30~40cmの雪が積もったので、その雪をかきわけて歩いていく必要がありました。道は整地されておらず足元はかなりでこぼこしており、またアップダウンもあるので、雪道を重い荷物を持って歩いていくのはかなりハードです。正直に言えば、途中、来たことを後悔するほどでした。
 息も絶え絶えの中、13:30過ぎにA-10にやっと到着。着いてしまえば、目の前に広がる美しい雪景色に、疲れも吹き飛びます。三脚をセッティングして、さっそく撮影を開始しました。

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 午後は概ね晴れていたのですが、一時的に雪が降る時間帯もあり、撮影に変化が付きました。そういう意味でも、わざわざここまで来たかいがありました。

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 A-10では、夜景も撮りたいということで、ぎりぎり18:00頃まで粘りました。

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 従来使用していたHC1なら、17:00頃には暗くて撮影終了というところですが、今度のXR520Vだと、それ以降も撮影が可能です。ですが、冬場のA-10は難所のため、たいていの場合(今日もそうですが)他には誰もいません。さすがに日も落ちてどんどん暗くなってくると、こんな人気のないところに一人でいるのは不安になってきます。車まで帰る道にも明かりなどは全くありません。生コンポイントだと、誰か他にも撮影に来ている人がいて、日が暮れた後でもそれなりに安心感があるのですが、A-10の場合は、安全の上でも気持ち的にも、これぐらいの時間が限度です。ということで、今日の撮影はここまでとしました。

新千歳(2009)撮影記(2)

 2/17(火)、遠征2日目です。今日は朝から雪で、かなり激しく降っています。北風なので、まずは定番の生コンポイントに向かいました。着いてみると、滑走路では除雪車が作業中なのですが、雪のせいで視界が悪く、ほとんど見えません。

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 離着陸する飛行機も現れず、10:00頃にはしばらく空港がクローズするとの話が聞こえてきました。去年来た時も同じような事がありましたが、その時は午後には天候が急速に回復して、飛行機が飛び始めました。冬の新千歳の天候の変化の速さに驚かされたものです。こういう時、状況が一番よく分かるのは空港のターミナルビルの中ではないかと思ったので、この場は切り上げてターミナルビルに行くことにしました。実は、今回は飛行機はもちろんですが、ターミナルビルをはじめとする空港の施設もしっかり撮影しようと思っていました。飛行機が飛んでいる時に空港施設を撮影して回るのは後ろ髪を引かれる思いですが、悪天候で飛行機が飛ばないなら、心置きなくそちらの撮影に専念できるというものです。

 まずは出発ロビーに行ってみました。チェックインカウンター周辺は、飛行機が飛ぶのを待っている人たちでごった返しています。アナウンスによれば、飛行機が飛ぶのは早くても16:00頃になりそうとのこと。

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 時間の有効活用ということで、まずはターミナルビルの内部を中心に撮影して回りました。

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 その後、遅めの昼食を兼ねて、3Fのレストランフロアへ。新千歳空港の展望デッキは冬季閉鎖されていますが、3Fの一部のスペースでは、ガラス越しにエプロンや滑走路を見渡すことができます。実はここでは、今まで一度も撮影したことがありません。飛行機はしばらく飛びそうもないので、今日はもう空港外周に行くのは止めて、ここで撮影することにしました。

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 激しい雪の中で出発を待つ飛行機もなかなかの迫力です。飛行機のデアイシング(防氷剤の機体への散布作業)を間近で撮影できたり、滑走路を行き来する除雪車の隊列を撮影できたりと、これはこれで今までに無い絵を撮ることができました。

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 吹雪の合間に一瞬の晴れ間もありましたが、結局、昼間の便はほとんどが欠航になってしまい、夜になってやっと一部の便が飛びました。夜、雪が降る中で出発準備をするグランドスタッフや、プッシュバックする飛行機を撮影。

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 また、最後に外で夜のターミナルビルや管制塔を撮影して、今日の撮影を終了しました。

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新千歳(2009)撮影記(1)

(注1)通常であれば、遠征先から毎日その日の様子をアップするのですが、今回は運悪く遠征中に当サイトのサーバーにネットワーク障害が発生して、遠征先からの更新ができなくなってしまったため、遠征終了後、一週間遅れでアップしています。
(注2) 文中の撮影ポイントの実際の場所に関しては、下記の地図を参照して下さい。(クリックすると拡大表示になります)

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(注3)現地の写真は、ほとんどがビデオからのキャプチャです。(クリックすると拡大表示になります)

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 2/16(月)、一昨年前から恒例となっている冬の新千歳空港に、今年もやってきました。2/21(土)まで、6日間滞在する予定です。

 初日の2/16(月)は、羽田7:00発のANA便で新千歳入りしました。天気は晴れ、風向きは南風です。飛行機の窓から見た感じでは、積雪が少なめなのがちょっと気になったのですが、翌日には全くの杞憂であることが判明しました。空港でレンタカーを借りて、あらかじめホテルに送っておいた三脚や脚立、防寒着などを受取り、11:00過ぎにはランウェイ19エンドに到着しました。

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 南風なので、ランウェイ19L/Rエンドは着陸コースになります。実は、2008年夏の洞爺湖サミット以降、ランウエイ19L/Rエンドはフェンス際への道が立ち入り禁止になってしまいました。しかたがないので、道の入り口の周辺で、撮影ポジションを探すことから始めました。

 新千歳空港には二本の平行滑走路があります。南風の場合、着陸機は基本的にランウエイ19Lエンド側に降りてきます。着陸機の進入コースから少し離れたA地点では、それなりの絵が撮れることが分かりました。

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 ですが、フェンス際までかなり距離があるので、滑走路へのタッチダウンの瞬間は撮影不可能になってしまいました。

 さらに、進入コースに近づいてみます。B地点では、接近してくる飛行機をフォローしようとすると、フレームの中に国道沿いの電柱や電線が入ってしまいます。

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 飛行機が頭上を越えるあたりにまで来ないと、電線や電柱はフレームの外に出て行ってくれません。遠くから接近してくる着陸機を正面近くで撮影することは、とても難しくなってしまいました。

 こういった事情があって、初日は天気は良かったのですが、成果は今ひとつでした。

 ところで、今回、初めて本格的に使用する新しいビデオカメラ、SONYのHDR-XR520Vですが、夜景に強いカメラという宣伝文句が本当かどうか、初日から実地検証してみました。ランウェイ19Rエンド側から、ターミナルビルを撮影。

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 日も暮れて、従来のSONY HDR-HC1だとまず撮影は不可能だろうと思われる暗さになっても、XR520Vはかなり健闘し、期待に十分に応えてくれました。

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