成田空港でテスト撮影(2)

SONY-HDR-AX2000
SONY HDR-AX2000

 先の記事でご紹介したSONYのHDR-AX2000で撮影したサンプル映像ですが、家庭用ビデオカメラ(例えばHDR-XR520V)のコントラストが強めの映像と比べて、ダイナミックレンジが広く、自然で好ましいと感じました。状況に応じたマニュアル撮影がしやすく、操作性は良好でした。テレ端(35mm換算で590mm相当)では、周辺部分の色収差が少し気になりました。オートフォーカスの精度を確認するために、日中のサンプル映像は全てオートフォーカスで撮影したものですが、離着陸機の撮影でも、オートフォーカスがはずれることはほとんどありませんでした。手振れ補正機能(スタンダード)のフィーリングも良好でした。マニュアルフォーカスに関しては、テレ端でピントを合わせてワイドにするとフォーカスが甘くなるので、注意が必要です。

 デジタルエクステンダー(テレ端は35mm換算で873mmに相当)を使用すると、解像感の低下は避けられませんでしたが、編集時にシャープネスなどを調整すれば(サンプル映像では、7:38~8:03あたりのアメリカン航空のカット)、ある程度は使用可能という印象でした。DVDやYouTubeなどでの公開用であれば十分に許容範囲ですが、例えば市販のBlu-rayディスクへの収録を想定すると、ぎりぎりのレベルかな?と思いました。

 夜間撮影についてはノイズが多めで、もう少し頑張って欲しいところ。このカメラだと、夜間撮影に関しては、デジタル一眼レフなどとの併用が避けられないと思いました。

 HDR-AX2000は、個人でもなんとか購入可能なハンディタイプの業務機のスタンダード(HXR-NX5J) の家庭用機能限定版という意味合いで、今回、レンタルしてテスト撮影してみました。3月には、最近発売されたJVCのGY-HM650のデモ機をお借りできることになったので、今回同様、空港でのテスト撮影を行う予定です。加えて、できればPanasonicのGH2/GH3のテスト撮影も実施したいと考えています。

JVC-GY-MHM650-2
JVC GY-HM650

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


* (上の4桁の英数字を入力して下さい)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください