岡山空港遠征
昨年の11月下旬、岡山空港に遠征しました。その成果はこちらの動画(ANA BOEING 787 DREAMLINER)に反映されていますが、遅ればせながら、その際の様子をレポートしておきたいと思います。
岡山空港といえば、ANAの787の定期便が就航した空港として注目を浴びていますが、個人的には過去、中国地方には広島空港しか行ったことがないので、それがなくても2011年秋の遠征候補先となっていました。787の撮影という点では、12月10日を過ぎると1日2便となって条件が良くなるのですが、空港そのものを被写体とした時は、11月中旬から下旬の紅葉の時期の方が魅力的。ということで、早めの岡山空港遠征を決行しました。
ただ例によって、スケジュール上、日帰り遠征しかできません。787は岡山に8:50に到着します。東京からだと、前泊しないかぎり、8:50までに岡山に行く方法が見つからない・・。これでは、岡山で787の着陸シーンを撮ることができません。どうしたものかと悩んだのですが、仕方がないので発想を転換し、787に乗って「787の中を撮る」ことにしました。正直なところ、話のタネに787に乗ってみたいという気持ちもかなりありました(笑)。
787は、羽田発7:30です。満席状態で、搭乗ゲートのあたりからカメラを構えている人が目立ちます。
今回は、窓際の席が取れず通路側だったので、機内を少し歩き回って、各部を撮影してみました。岡山には定刻通り、8:50に到着。到着後も、CAさんの迷惑にならないぎりぎりの時間まで機内に留まり、内部を撮影。ちなみに、同じような考えの人が何人もいました(笑)。
岡山空港は、岡山市中心部から北に約12km、車で25分ほどのところにあります。滑走路は、長さが3,000メートル、方向は07/25。国内線は、東京、札幌(季節運航)、那覇、国際線はソウル、上海、大連(季節運航)、北京(季節運航)、グアムへの定期便が就航しています。
下は岡山空港の地図です(※クリックすると拡大表示になります)。赤い丸印は、実際に撮影を行ったポイントです。
岡山空港到着後は、レンタカーを借りた後、ターミナルビル3Fの送迎デッキ(A地点)へ。
岡山空港の送迎デッキは、フェンスの金網が細かく、カメラ用の穴も小さくて少ないので撮影には非常に厳しい場所です。ターミナルビルは滑走路の北側にあり、滑走路上の機体は逆光になってしまうのも難点。何とか、スポットにいる787を撮影可能な場所を見つけて、何カットか撮影。
10:00、今度は787の離陸シーンを撮るために、空港の南西にある丘(B地点)に移動。ここは駐車スペースもある空き地で、フェンスよりもかなり高いところにあり、とても眺めのよい場所です。風向きは西風、使用滑走路は25。
ここでは、787とJALの737の離陸シーンを撮影。
次は、ロケハンをしながら、空港の北東にある「自然の森スポーツ広場」(C地点)に移動。ここには、誘導路脇に盛り土をした土手のようなところがあって、フェンスの上から空港内を見渡すことができます。ただし、滑走路方向は逆光です。
この頃から風向きが北西(横風)に変わりました。ANAの767は、ランウェイ07を使って離陸。以後、離陸機は07だったり25だったりで一定せず。着陸機もランチェンかと思いきや、結果的には全て25で、撮影ポイントの選択には悩まされました。
離着陸の空き時間を使って、ターミナルビルの内外を撮影。ターミナルビルは、山型の屋根が特徴的。周囲の木々の紅葉がきれいでした。
次の撮影ポイントは、空港の第4駐車場(D地点)。ここは駐車料金が無料で、車を停めて飛行機を見学できる駐車スペースまであります。ここもフェンスよりも高くなっていて、逆光ですが撮影はしやすい場所です。
夕方になりました。16:30、最後の撮影ポイントであるランウェイ25エンドの公園(E地点)に移動。ここは、滑走路の正面近くまで行くことができます。この日は夕日がきれいでした。
これで、岡山空港での撮影を終了。19:35発のANAの東京行きで、帰路に就きました。岡山空港はトラフィックもそれなりにあり、撮影ポイントも豊富なので、1日だけの撮影では消化不良気味。機会があれば、また訪れてみたいと思っています。