スターフライヤーで一部の便が欠航、ほか

 スターフライヤーは3月18日、1日11往復運航している北九州-羽田便のうち、1往復分を22日から今月末まで欠航することを決めました。外国人パイロット2人が原発事故を理由に乗務を拒否し乗員のやり繰りができないため。2人は震災前から休暇で母国に帰国していて、「放射線被害が沈静化するまで日本に戻れない」と話しているそうです。

 福島原発事故の影響としては、他にもルフトハンザとアリタリアの計4便が、発着空港を当初の成田空港から、中部空港や関西空港に変更しました。
 羽田や成田空港周辺の放射線量は、現時点、運行や健康に影響を及ぼすものではないので(*)、日本側から見れば過剰反応だと思ってしまいますが、これが逆の立場だったらと考えると、あながち理解できないことではありません。報道では実態や今後の見通しが非常に分かりづらいのでなおさらです。直接の被災地以外での、外国人の出国の動きも始まっています。

 危機に際して自国民の生活やインフラを維持するには、その状況が深刻化すればするほど、自分たちでやるしかないということ。普段、ともすれば忘れがちになることを再認識させられました。

 もちろん、一方で世界の多数の国々が人的、経済的な支援を表明してくれていることも忘れてはなりません。
* 文部科学省が、各県の放射線モニタリングの数字を公表しています。
 http://eq.yahoo.co.jp/(ミラーサイト)

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