2011年1月 那覇空港遠征(1)

 1月15日(土)、16日(日)の2日間、那覇空港に遠征しました。私の遠征の基本ポリシーは、「暑い時には暑い場所、寒い時には寒い場所」なのですが、今回は理由があって例外となりました。

 那覇空港は、撮影ポイントとして、空港の南にある瀬長島が有名です。以前は展望デッキも撮影しやすかったのですが、2008年に高いフェンスが作られてしまったため、撮影はほぼ不可能な状態となってしまいました。

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現在の那覇空港の展望デッキの様子

 瀬長島は、北風のとき、着陸機を撮るのに絶好のポイントです。なので、那覇空港に行くのなら北風の時がベストです。

 那覇空港は、過去、2004年8月2007年の6月に訪れたことがあります。2004年は、まだビデオカメラがハイビジョンではなかった頃で、家族旅行のついでに半日だけ、展望デッキと瀬長島で撮影をしました。2007年は、ハイビジョンのビデオカメラを入手した後で、下地島へ行った際の行き帰りに立ち寄りました。ただ、天気、風向き(南風)、撮影可能時間の関係で、行き帰りとも展望デッキのみでの撮影でした。つまり、那覇空港のハイビジョン映像は、展望デッキから撮影したものしかないのです。

 今回の遠征の目的は、展望デッキ以外の場所で撮影したハイビジョン映像を手に入れることでした。となると、何としても北風の日であって欲しい。冬場に行くことにしたのは、そのためです。

 私は東京在住なので、沖縄行きともなると航空券が高額になります。東京からは、割安なスカイマークが就航しているので、今回は初めてスカイマークに乗ってみることにしました。さらに、少しでも安くするために、何週間も前に事前購入。なので、天気に関しては運に任せるしかありません。この前の秋の女満別・旭川遠征で、長期休暇の権利を行使してしまったので、遠征期間としては土日の2日間が限度。

 1月14日(金)、明日・明後日の天気予報をチェックしたところ、両日とも雨または曇り。予報的には最悪の状況(泣)。
 1月15日(土)、羽田発6:25の便で那覇に向かいました。

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那覇行きの機窓からの眺め

 スカイマークの機材はB737-800です。今回乗った機材は、ウイングレットのついていないタイプでした。

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スカイマーク B737-800の機内(1)

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スカイマーク B737-800の機内(2)

 B737は比較的小型の機種ですが、座席は特に狭いという感じはしませんでした。私は、機内から外の景色を撮影したい方なので、前の席の下にカメラバックを置きたいのですが、それを考えるとANAのB777(前の席の下に荷物を置きづらいことが多い)よりもよほど快適でした。機内での飲み物は有料で、座席にはオーディオ機器や液晶モニタなど一切ついていませんが、運賃を安くしてくれているのでノープロブレム。

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那覇空港到着後のスカイマーク B737-800

 那覇には、定刻の9:25に到着。完璧な定時運行でした。

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小雨の那覇空港

 さて、肝心の天気ですが、那覇空港到着時は小雨。予報通りとはいえ、ショックは大きかったのですが、とりあえず、レンタカーを借りて瀬長島に向かいました。

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那覇空港とその周辺の地図。A~Eの赤い●印は、今回の撮影ポイント。
(地図はクリックすると拡大表示になります)

 10:30頃に、瀬長島に到着。雨は止んでいたものの、かなりの強風で、低い雲がどんどん北から南に流れていきます。気温は18℃で、東京と比べると10℃以上高く、かなり暖かい。午前中ということで、まずは着陸コースの東側の浜辺(A地点)に三脚をセッティングしました。

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A地点から見た瀬長島

 着陸機が次々と、目の前を横切って空港に降りて行きます。トラフィックが多いので、退屈するような時間はほとんどありません。30分ほどすると、雲の切れ間から、陽の光が差し込みました。タイミング良く、もうすぐ全機退役してしまうはずのJALのB747が到着。

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A地点、JAL B747

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A地点、Air Nippon B737

 一方で、何機も撮影する中には、強風でパンがスムーズにいかず、NGとなるケースも出てしまいました。那覇空港は、自衛隊も使用しているため、自衛隊機が降りてくる時もありました。

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A地点、自衛隊の輸送機

 12:00を過ぎると、雨がぱらついてきたので、一旦、車の中に避難。

 雨の間を利用して、瀬長島一帯を走り、撮影ポイントとなりそうな場所をロケハン。そうこうしているうちに雨が上がったので、今度は滑走路の真正面(B地点)に移動しました。

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B地点、海に向かって延びる進入灯

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B地点、頭上を越えていく着陸機

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B地点からみた滑走路方向

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離陸を開始するJAL B777

 ここは、着陸機が頭の上を通過するため、見物する人も多い場所です。ここでは着陸機と、遠くに見える滑走路上の離陸機を狙えるのですが、それにしても風が強い。油断すると、カメラを載せた三脚が倒れてしまいそうでした。

 次は、着陸コースの西側、瀬長島から空港南端に向かう道路の上(C地点)に移動。

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C地点で見る着陸機

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C地点から見た那覇空港

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C地点、JAL B777

 ここは着陸機を横から、午後順光で撮影できる場所です。風はあいかわらずの強風。雨は降ったり止んだりを繰り返していましたが、15:00頃になるとついに本格的に降り出しました。しばらくは止みそうになかったため、この間にターミナルビルの中でも撮っておこうかと、空港に引き返しました。

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ターミナルビルの外観

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3Fのチェックインロビー

 ターミナルビルの中を何箇所か撮影すると、時間は16:30になりました。空はまだ小雨が降っていますが、そろそろ進入灯が点く頃なので、それを目当てに再度、滑走路の真正面(B地点)に移動。小雨と強風の中、レンズを拭きながら離着陸機を撮影しました。

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夕暮れの着陸機

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離陸態勢に入るJTA B737

 18:00頃になると雨がひどくなってきました。これでは夕焼け空は期待できないので、この日の撮影はここで終了。

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