参議院選挙、あす(6/24)公示

 第22回参院選は24日公示され、7月11日の投開票へ向け17日間の選挙戦が始まります。このサイトの話題としては若干違和感を感じられるかもしれませんが、ここ数ヶ月、航空(・宇宙)関連分野に限っても、いろいろと考えさせられることがありました。

(1) JAL破綻
 破綻の原因をどう考えるか。再建への公的資金投入は正しいのか。また、ローカル線が多数廃止される見込みで、地方空港の存続が危ぶまれている。
(2) 普天間基地移設問題
 沖縄県民は県外移設を公約とした民主党を支持したが、その公約は守られそうもない。一方、他県の首長で、その受け入れ先として「議論に応じる」姿勢を示したのは大阪(候補地は関空)のみ。なお、沖縄県内では、私が訪れたことのある下地島も、候補地の一つとなっていた。
(3) 羽田空港のハブ化
 前原国交相が、国際ハブ空港として羽田空港を優先整備することを表明。成田空港を抱える千葉県はそれに反発。
(4) 成田空港B滑走路延長
 当初計画から大幅に遅れた。現在も反対運動が無くなったわけではなく、空港用地買収は完了していない。
(5) オープンスカイ政策
 2009年12月の日米航空協議で、両国の航空会社が基本的に路線や便数などを自由に設定できる航空自由化(オープンスカイ)協定を締結することで実質合意。これは規制緩和として歓迎すべきか、国益を損なう失策か。
(6) 事業仕分けによる科学技術振興予算の削減
 民主党の事業仕分けで、スーパーコンピュータや宇宙開発などの科学技術振興予算が削減・廃止された。子供手当てなどとどちらを優先すべきなのか。そもそも、事業仕分けという手法は適切なのか。
(7) 787初飛行とルフトハンザA380の成田乗り入れ
 日本では、他国の航空会社と比べて(米国の航空会社と比べても)ボーイングの機材が圧倒的に多い。これは何故か。本来あるべき競争が阻害されてはいないか。

 参院選は、政治に対する貴重な意思表示の場なので、私たちもよく考えた上で必ず投票に行きましょう。

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