新千歳(2009)撮影記(5)
2/20(金)、遠征5日目です。天気予報では、朝から乾雪、南風とのこと。今回は冬場にもかかわらず、南風の日が多いですね。今日は夜明け前の空港の様子を撮影しようと、早起きして6:00にはランウェイ19L/Rエンドに到着しました。南風との天気予報通り、19Rへの進入灯が点いています。
曇り空のため朝焼けは見れませんでしたが、夜明け前の空港もなかなか美しい。ターミナルビルの前では、7:30発の第一便のANAのB777が、出発準備に入っていました。
このB777の離陸を撮るために、7:00には生コンポイントに移動。この頃から予報通り雪が降り始めました。雪の中での撮影は予期していたことなので、ビデオカメラを保護するために、遠征前に事前に作っておいた防寒カバーを装着し、撮影を開始しました。
雪の中での離着陸はなかなか魅力的なシーンなんですが、遠くの飛行機はとても見づらく、撮影はなかなか難しい・・。それでもこういうシーンは、東京に住んでいる私にとってはこんな機会にしか目にすることができないので、とてもエキサイティングです。
ところが、10:30頃にはどんどん雪が強くなり、離着陸する飛行機が見えなくなってきました。雪も適度に降ってくれるのでないと、視界が悪くなりすぎて撮影ができなくなったり、挙句の果てには欠航してしまったりするので、なかなか難しいところです。
見ていると、着陸機は通常使用するランウェイ19Lではなく、ランウェイ19Rをもっぱら使用しています。これは視界不良の時にパイロットが頼りにするILS(計器着陸システム)が、ランウェイ19R側にしかないためです。19Lエンドの方は、フェンス際が立ち入り禁止になったため着陸機の撮影には不向きになってしまったのですが、19Rエンドの方はもしかしたらいい感じに撮れるかもしれません。そこで、12:00前には生コンポイントを離れて、19Rエンドに移動することにしました。
激しい雪で、19Rエンドも飛行機が近くにくるまで見えないのですが、音を頼りになんとか撮影できました。
過去、19Rエンド、南風、雪という状況での撮影はしたことがなかったので(雪が降るときはいつも北風だった)、ここでも新しいバリエーションを増やすことができました。ただ、南風のせいか雪がべたついてきたのにはまいりました。降った雪は、防寒着や手袋に付くとどんどん融けていきます。外部マイクのウインドジャマーもびしょびしょになってきて、中のマイクが心配になりました。冬の新千歳では、雪はいつもパウダースノーだったので、こんなことは初めてです。
14:00頃になると、風向きが北風に変わりランチェンしました。午後に北風だと、あの難所のA-10に行くしかありません。覚悟を決めて、ふたたび撮影場所を移動することにしました。
A-10にたどり着いた時には、既に15:00を回っていました。ところが、目の前には飛行機はいなくて、いるのは除雪車の隊列のみ。見るからに、降る雪の量に除雪作業が追い付いていません。すぐに日が暮れてしまいますが、しばらくは飛行機が飛ぶのは無理そうです。せっかく苦労してここまで来たのに・・(泣)。
ところが、少し離れた滑走路で除雪作業を行っていた除雪車の一群が、今度は目の前の誘導路の除雪を始めたではありませんか。
至近距離で大型の除雪車を見るのは初めてです。これはこれですごい迫力。ころんでもただでは起きないとばかりに、飛行機の代わりに除雪車をしっかり撮影してしまいました。本日の撮影はこれで終了。遠征も5日間が過ぎ、明日は最終日です。
続々と撮影記がアップされていてこちらはテンションが上がります^^
キャプチャ画像もHC1と比べるととても綺麗ですね。
これから、公開されるであろう新千歳作品を楽しみにしているのですが、
ひとつ気になることが。
最近の星澤さんの制作される作品はライブサウンドバージョンのものが多くなっていますよね。
私は、音楽が付いている作品の方が好きです。
勝手なことを言ってすみません。
タクヤさん、撮影記をお読みいただきありがとうございます。音楽付き希望の件、了解です。
アンケートをとってみたら、70~80%ぐらいの方が、どちらかというと音楽付きの方が好きという回答でした。少なくとも、当サイトをご覧いただいている方には、音楽付きの動画が受け入れられているようで、嬉しい限りです。
動画の新作もアップするつもりですが、現在、撮影してきた素材を整理・確認中なので、もうしばらくお待ちいただきたく・・。