新千歳(2008)撮影記 (4)

 1月24日(木)、千歳空港滞在4日目。天気は雪、風向きは北風です。午前中・北風の時の基本通り、生コンポイントに向かいました。

 生コンポイントまでの道も除雪は途中まで。除雪されていない最後の100メートルぐらいは、轍もなかったので、安全のため歩きました。撮影準備が整ったのは10:00頃。しかし、視界が悪くて飛行機の音はすれども姿が見えず状態・・。しばらくすると、現地の人と思われる車が2台ほど来たのですが、すぐに引き返してしまいました。


 10:00頃、到着直後の生コンポイントからの眺めです。


 撮ったというよりは、かろうじて写ったという感じのカット。飛行機が近づくまでは見えない、・・。



 滑走路では、除雪車や、滑走路の状態を確認していると思われる車が通りますが、除雪が追いつかない様子で、飛行機の発着もまばらです。


 少しの間、視界の回復を待ったのですが、逆に雪はますます強くなってきました。レンタカーは一応4WDですが、車高が低い小型車なので、あまり積もると雪で帰れなくなるのではないかと心配になってきました。私は雪道は初心者で、どのくらいの雪が限界かよく分かりません。なので、10:30頃には大事をとって撤収しました。実際、ホテルに帰るまでの道も、積もった雪で非常に運転しずらく、かなりの緊張を強いられました。

 ホテルに帰って、テレビをつけると、強い風と雪で、北海道の交通機関に大きな影響が出ているというのがニュースになっています。新千歳空港でも遅延、欠航が相次いでいるとのこと。雪も「適度に」降ってくれるのでないと、撮影どころか飛行機自体が飛ばなくなってしまう・・。冬の新千歳での撮影の難しさを再認識させられました。

 ところがです。今日はもう撮影はお休みかと思っていましたが、14:00頃になると、なんと雪は止み、空が明るくなって、青空まで見えてきました。ホテル前の道路もいつの間にか除雪されています。急いでもう一度、撮影機材を車に積み込みました。午後、北風だと順光狙いならA-10なんですが、撮影ポイントまで機材を運ぶのに時間がかかるので、すぐに日没になってしまいます。ここは逆光を覚悟で、もう一度、生コンポイントに行くことにしました。


 14:30頃、到着直後の生コンポイントからの眺めです。



 除雪車がひっきりなしに往復しています。除雪作業の関係で、2本ある滑走路のうちの1本を交互に使用していました。昨年は除雪作業はほんの少ししか撮影できなかったので、今日はラッキーでした。



 飛行機と除雪車がからむシーンも、しっかりゲット。



 B747のリバース(逆噴射)で盛大に舞い上がる雪煙(逆光なのが残念!)。



 16:00を過ぎると、もう夕暮れの景色になります。




 通常、手前の滑走路は着陸用なのですが、今日は離陸で使用することもありました。距離が近いので、迫力ある離陸シーンが撮れました。

 日も暮れての帰り際、当サイトをご覧いただいていて、ご自身でも「ブタネコのトラウマ」という秀逸なブログを公開されているブタネコさんに、偶然にも声をかけていただき、ご挨拶をさせていただきました。

 今日の成果は、60分テープ1本ちょっとでした。千歳滞在も4日間が経過。滞在は1/26(土)までなので、残りはあと2日間なんですが、天候が今ひとつで、昨年撮ったもの以上のカットがあまり撮れていません。状況によっては、旭川空港にもトライしようと思っていたのですが、今回は断念し、残りの期間も新千歳に集中することに決めました。

新千歳(2008)撮影記 (4)” に対して1件のコメントがあります。

  1. ブタネコ より:

    まさか…と 半信半疑だったんですが 御本人とお会い出来るとは思いもしませんでした。
    真冬の しかも、この冬一番の大荒れの日に一心不乱に撮影されている姿を拝見し、「この人、凄ぇ」と感動しました。^^
    今後も どうかよろしくお願い申し上げます。

  2.  ブタネコさん、こんばんは。星澤@RW管理人です。なんか、日も暮れた中、あわただしいご挨拶で、失礼いたしました。声をかけていただき、ありがとうございました。大荒れの日にしっかり生コンポイントに出かけてくるあたりは、お互い様ですね(笑)。こちらこそ、今後ともよろしくお願い致します。

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