新千歳空港撮影記(2)

 千歳滞在2日目の1/23(火)。天気予報では晴れ、北風とのこと。朝焼けの空港を撮るために、AM 6:30にホテルを出発しました。撮影ポイントは、ターミナルビルに近い19Rエンドを選択。今回は道に迷うこともなく、7:00前には目的地に到着しました。ここでは当たり前なのかも知れませんが、空気が冷たく澄んでいて、とてもすがすがしい朝です。朝日が昇り始めると、ターミナルビルや駐機中の飛行機が黄金色に輝き出しました。羽田や成田ではほとんど見ることのできない飛行機の霜取り作業も、ばっちり撮影できました。



 離着陸が始まる8:00頃には19Rエンドを後にして、滑走路中央北側の通称生コンポイントに向かいました。生コンポイント(近くにセメント工場があるのでこう呼ばれている)は新千歳ではとても有名な撮影ポイントなので、平日にもかかわらず何人か先客がいました。ここでは、ビデオカメラのセッティングに非常に苦労しました。正面ゲートの両脇のポストが高く、持参した大型の三脚で約3メートルの高さにビデオカメラをセッティングしても、カメラをパンする際にポストが写ってしまうからです。ここでは離陸・着陸両方が撮影できるのですが、ポストをクリアするには、どちらか一方のベストポジションを選択するしかないようです。今回は、離陸機の撮影を優先することにしました。



 11:30頃になると逆光気味になってきたので、撮影ポイントを移動することにしました。次の撮影ポイントは、通称 A-10と呼ばれる、01Lエンドの西側のポイントです。道道130号線から小道を入ったところにあるとのことなのですが、その小道の入り口というのが見つかりません。130号線を5往復ほどして、半ばあきらめかけたところ、自衛隊基地側を政府専用機が飛んでいるのが見えました。

 急遽、自衛隊基地側の撮影ポイントをチェック。徒歩になりますが、130号線から36Rエンド付近に行ける道があります。とりあえず、デジタル一眼レフだけ持って、徒歩で下見に行くことにしました。歩くにはちょっとつらい距離でしたが、何とか36Rエンドに到着。しばらく待ちましたが何も来ません。時刻は13:00頃。訓練も終わってしまったのかと思って帰ろうとしたところ、南の空に飛行機の明かりが見えました。轟音とともに政府専用機が着陸してきます。こんな間近で政府専用機を見るのは初めてです。夢中でカメラで連写してしまいました。


続いて、プロペラ機、小型のジェット機(機種がわからん・・)が飛来。そしてその後には、遂にあのF15まで現れました。これまた、こんな至近距離から見るのは初めてです。


その後、もう1回づつF15と政府専用機を見たところで急に吹雪いてきたので、一旦切り上げて車に戻りました。

 かなり本格的に雪が降り出しました。朝の様子では、まさか雪になるとは思っていなかったので、傘や雪の日用の装備の一部をホテルに置いてきてしまいました。しかたがないので、一旦ホテルに取りに戻ったのですが、そうこうするうちに雪は止み、また青空が見えてきました。聞いてはいましたが、冬の千歳の天気が短時間でこんなに変化するとは・・。

 気を取り直して、再度 A-10の入り口探しをしたところ、やっとそれらしい入り口を見つけることができました。4WDでも車高の低い乗用車タイプだとスタックする恐れがあるという事前情報なので、小道の入り口に車を止めました。撮影機材をカートに乗せて、それを引きながら徒歩で撮影ポイントに向かいます。入り口から撮影ポイントまでは800メートルほどもあります。大型の三脚と作業台を運ぶのに、真冬だというのに汗だくになってしまいましたが、何とか目的地に到着しました。着いたところは目の前が誘導路で、飛行機が間近に迫ると近すぎてカメラのフレームに機体が入りきらないという、迫力の撮影ポイントでした。この時点で、時刻は15:30。日没まで1時間ほどしかありません。


 しばらくすると、何と政府専用機が誘導路をこちらに向かってやってくるではありませんか。訓練は自衛隊基地側でやっていますが、民間空港側で離陸ということは、実際の公務でどこかに行くということなんでしょうか?


 曇りがちの状況でしたが、とにかく日没で撮影不可能になるまで、ここで撮影を続けました。本日(1/23)の成果は、60分テープ約3本でした。

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